2024年11月19日
【東広島の力〈アーカイブ〉】食協株式会社(本社・広島市、志和精米工場・東広島市志和町冠)
米の卸を中心に生活必需品を扱う食協(本社・広島市南区、武信和也社長)。2022年には、武信社長の故郷である東広島市志和町の山陽自動車道志和インターチェンジ近くで、最新鋭の設備を備えた志和精米工場が稼働した。志和精米工場の稼働を機に、さらなる飛躍を期す食協を取材した。(日川剛伸)
志和精米工場は、鉄骨2階建て延べ床面積約8000平方㍍の規模。同社の志和流通センター内に整備した。サタケ(東広島市)の最新鋭次世代型精米プラントを導入し、コンピューター制御による全工程一元管理を実現した。毎時30㌧の処理能力は国内トップクラスだ。
安佐北区の旧工場が老朽化したため新築移転。処理能力は旧工場と比べ5割も高まった。工場に隣接して、冷蔵や冷凍、常温、低温の四つの温度帯を持つ食品倉庫を持つ。工場は食品管理システムの国際基準である、HACCPの認定工場でもある。
食文化を伝えよう、と積極的に工場見学も受け入れる。地元の小中学生たちを中心に、これまでに5000人を受け入れた。実際に動いている機械を見ながら、最新の技術について学べるほか、各産地のごはんの食べ比べや、食品倉庫の見学もできる。倉庫では、極寒のマイナス20度の世界を体感でき、子どもたちに人気という。
武信社長は「飽食の時代だからこそ、工場見学を通して、日本人の食文化の原点である米の大切さを知ってもらいたい」と話す。
食協は、1950年に県内の米穀小売業者で発足した広島食糧協同組合が前身。食協は同組合の全額出資で設立された。軸となる米穀の卸事業のほか、食品の卸事業、LPガスや灯油などを販売する燃料事業、アクアクララ中国では、宅配水事業を展開する。
米穀は中四国地方を中心に集荷し、精米して販売する。取引先は中四国や九州地区の量販店や大手コンビニ、米穀店などだ。オリジナルの商品開発にも力を注ぐ。食品は業務用の小麦粉や食用油、調味料などを扱い、大手食品メーカーなどに納入する。米穀事業と食品事業で売上高の9割を占める。
今年からグループ会社「食協ロジスティックス」の物流事業が本格スタート。7月には、同流通センター近くに、志和精米工場で精米する玄米を保管する第一倉庫が完成。近く、食品の原材料を入れる第二倉庫の建設に着手する予定。その後、多目的に使用する第三倉庫の建設も計画する。
物流倉庫の建設は、同センターが手狭になったことや、災害時の迅速な供給体制を確立することなどに加え、物流のアドバンテージとなる志和IC近くの好立地を生かしたいからだ。
3年前から大学生の新卒採用にも積極的に取り組む。昨年は11人、今年は20人が入社した。全社員170人のうち、20代が50人を超えるようになった。会社説明会には、武信社長自ら出席し、会社の思いを話す。CMには若い社員を登用し親近感をアピールする。こうした戦略が奏功してか、日経が調査した大学生人気企業ランキングの中四国に本社を持つ会社で昨年は13位、今年は8位に入った。
その若い社員を中心に教育にも力を注ぐ。全社員を対象に研修を徹底し、「食協MBA」という研修では、入社1~3年目の社員を中心に、社会人としての礼節や、損益の知識などを徹底して教育する。「人は財産。会社が伸びるためには人財教育は不可欠」(武信社長)と、社員教育に投資する。『一人一人が主役。社員一人一人が輝く年に』。今年の食協のキャッチフレーズだそうだ。
何十年もママさんバレーボール大会や、少年ソフトボール大会を主催していますし、広島東洋カープやサンフレッチェ広島のスポンサーも務めています。また、子どもたちを対象にした田植えや稲刈り体験、工場見学も積極的に行っています。
社会貢献に目を向ける背景には、四つ葉のクローバーをあしらった企業マークに込めた思いがあります。四つ葉のクローバーは、「愛情・健康・快適・安全」の四つを表現しており、四つを追求しようとすれば社会貢献は不可欠だからです。単に利益だけを求める会社では、お客さまから信頼を得ることはできません。
仕事を進めていく上での失敗やミスは、人間ですから起きることはあります。ただ、誠心誠意、真摯(しんし)な対応や努力を続けていけば、最初は相手方に怒られても、通じるときが必ずきます。だから、社員には、特に幹部社員には「クレームは食協のファンをつくっていくチャンスだぞ」と訓示しています。
だからでしょうか。「一人一人が一生懸命、お客さんをサポートし、礼節を重んじる」という言葉が自然な形で、会社の風土になってきているようです。
「日本一」は2016年の社長就任以来、かじ取りのキーワードに掲げていた言葉です。技術も生産能力も日本一の志和精米工場を整備しましたし、米の博士号といわれる「三ツ星お米マイスター」取得者も全国一になりました。「五ツ星お米マイスター」も日本一を目指します。
次に掲げるのは、社員満足度が日本一高い会社です。社員が、やりがいを持って伸び伸びと働ける会社にしたいと思っています。
会社概要
本社は広島市南区松川町。会社の前身は1950年設立の広島食糧協同組合。91年に同組合が全額出資し、食協株式会社を設立。2018年に東広島市志和町に志和流通センターを開設。22年、深川精米工場(安佐北区)を志和町に移転し、志和精米工場とする。24年3月期の年商は240億円。今年度は250億円を目指す。社員数は170人(24年4月1日現在)
2024年11月18日
【東広島の力〈アーカイブ〉】マイクロンメモリ ジャパン株式会社(本社・広島工場 東広島市吉川工業団地7-10)
米国半導体大手のマイクロンを親会社に持つマイクロンメモリジャパン(本社・広島工場=東広島市吉川工業団地)は、与えられたデータから新たなデータを生み出す、生成AI革命を実現する重要な技術が集積。日本の半導体産業をけん引する企業だ。(日川剛伸)
いまやAI(人工知能)は自動運転車の実用化、仕事や家事の効率化、医療や教育のICT化、工場のスマート化など、驚異的な速さで、私たちの生活を変革している。そのAIを支える半導体メモリ「DRAM」の製造と開発の拠点が、広島工場だ。
広島工場では、HBM3E(広帯域幅メモリ3E)という、業界最高水準で高性能と省電力の両立を実現した製品の量産を担う。1β(ベータ)DRAM技術を応用した量産体制が整いつつある。他にもマイクロンでは、DDR5、LP5、HBM、CXL、データセンターSSDなど、多種多様な製品群を製造・開発し、AIの未来を明るく照らしている。
マイクロンでは、多様性・公平性・包括性を重視するDEI経営を実践。その社内風土が、イノベーション(技術革新)の源泉になっている。誰もが能力を発揮できる職場環境を目指し、女性の積極採用も進める。従業員リソースグループ(ERG)を通じて、従業員同士がつながり、キャリア形成を支え合い、リーダーシップなどの能力開発ができる場がある。
入社後は、エンジニアやテクニシャンを対象に、仕事に必要なスキルや考え方、成長意欲が身につくOJTなど、現場の即戦力として育成する教育制度が充実。2024年には、広島県から「働きがいのある会社」優秀企業の認定を受けた。
マイクロンでは関係各社と協力しながら、開発、生産、調達といった企業活動全般において社会的な責任を果たしている。
サステナビリティ(持続可能性)実現に向けて、温室効果ガス、エネルギー、水、廃棄物という四つの重点目標を据えて、事業活動に伴う環境負荷の軽減に取り組んでいる。
広島工場の従業員は寄付や、清掃・イベント運営のボランティア活動にも積極的に参加し、東広島地域への貢献に努めている。
いつでも書き込み・読み出しが可能な半導体メモリ。電子機器を動かす上で必要となる、文字や画像といった情報をためておく役割を担う。DRAMは大容量を実現できるため、パソコン、携帯電話、デジタルカメラ、ゲームなどあらゆる電子機器に使われている。
2024年11月17日
【東広島の力〈アーカイブ〉】株式会社大創産業(本社・東広島市西条吉行東)
100円ショップ「ダイソー」を運営する業界最大手の会社だ。今年が創業52年目。1972年にトラックの移動販売からスタートした会社も、今や世界26の国と地域に5325店舗(国内4341店舗、海外984店舗。2024年2月現在)を出店するまでに大躍進を遂げた。(日川剛伸)
ダイソーの大きな武器になっているのが、豊富な商品数だ。生活必需品からし好品まで、約7万6千アイテムを取りそろえる。その90%が自社開発商品で、バイヤーたちが世界各国のメーカーと組み、毎月800アイテムの商品を開発している。
2020年6月には、本社(東広島市)にあった商品開発・仕入れを担う商品本部を東京に移転した。「お客さまのニーズやトレンドをいち早く商品開発に生かしたい」(総務部広報課)思いからだった。
商品の品ぞろえと合わせ、品質も重要視する。「100円の高級品を売る」。創業者の矢野博丈氏(故人)の思いを全社員がくみ取り、一つ一つの商品に心血を注いだ。たとえ原価が99円になったとしても100円で売り続けた。利益が1円でも1000万個売れば1000万円の利益になる、との信念からだった。ただ、同業他社やスーパーとの競争が激しくなる中、2000年代に入ると、100円以外の「高額商品」の販売を始めた。
近年は新業態の「300円ショップ」に力を入れている。店名は「THREE(3)」と「HAPPY(幸せ)」を掛け合わせて、「THREEPPY(スリーピー)」。300円で幸せな生活を送れるようにとの願いを込めた、という。
さらに、「日用品をちょっと楽しく」との思いを形にした、「Standard Products」(下部参照)と名付けた店舗展開にも乗り出している。
総務部広報課の後藤晃一課長は「100円以外の高額商品や新しいアイテムを投入したことで、商品のバリエーションが格段に増え、出店数の増加につながった。会社の大きな転機の一つになった」と目を細める。
黎明期での転機は、常設店舗で営業ができるようになったことだ。創業後、しばらくはスーパーの駐車場に店舗を構える移動販売方式で100円ショップを運営。その後、1980年代に入って、スーパーのオーナーからテナントでの出店を誘われたことで、屋内店舗での営業をスタート。移動販売と比べて格段の信頼を得ることになり、後に100円ショップを全国・世界展開につなげていく大きな原動力になった。
創業から約半世紀。100円均一というジャンルで、世界に初めて通用するチェーン展開のビジネスモデルを実現した。昨年、「DAISO」の企業ブランド価値を世界に広めようと、世界共通のコーポレート・アイデンティティを掲げた。
スローガンは『だんぜん!ダイソー』だ。商品を手にした消費者に、いつでも「だんぜん!ダイソー」と言ってもらえるよう、商品開発や快適な店舗空間、サービス向上に取り組んでいく、という。
東広島では、300円ショップ1店舗を含め9店舗を展開する。創業地の東広島で生まれ育った企業として、市民には感謝と恩返しの気持ちを持っているという。「地元が誇れるような世界で羽ばたく企業でありたい」との思いを胸に、目指すは東広島初のグローバル小売業だ。
Standard Products
コンセプトは「ちょっといいのが、ずっといい」。華美なデザインをそぎ落とし、その分、使い勝手の良さに重点を置き、シンプルなデザインに特化した商品で構成。環境配慮商品などサステナビリティを意識した商品開発にも力を注ぐ。2024年10月末現在、国内で150店舗、海外で7店舗を展開。
沿革
1972年 矢野博丈氏が矢野商店として開業
1977年 株式会社大創産業に法人化
1991年 直営1号店オープン。
1991年 100円ショップ・ダイソーのチェーン展開本格化
1997年 通産大臣賞「貿易貢献企業賞」受賞
2000年 ベンチャー・オブ・ザ・イヤー受賞
2001年 台湾と韓国に進出。以後、世界への出店を加速。
2018年 2代目社長に矢野靖二氏就任
2024年11月16日
【東広島の力〈アーカイブ〉】株式会社サタケ(本社・東広島市西条西本町)
創業は1896(明治29)年。創業者の佐竹利市が日本で初めての動力式精米機を開発したことに始まる。以来、時代とともに変化する顧客のニーズに応えながら成長を続けてきた。今や食品加工機械の世界トップメーカーとしての揺るぎない地位を確立している。(日川剛伸)
佐竹利市(故人)が種をまき、二代目・利彦(故人)が幹を育て、3代目・覚(故人)と4代目・利子(故人)が枝葉を付けてきた。いつの時代にあっても、経営者と社員が「サタケ精神」である、「何事にも挑戦し、謙虚に学び、改善・改革する」という姿勢を持ち続けてきたことが、会社の発展の礎になった、という。
精米機で始まった米の加工技術の分野では、現在では、収穫から調製加工、精米、計量包装までの全ての工程で使用される機械を生産。米の加工技術を応用した小麦製粉や食品分野の他、環境機器や産業機械の分野にも進出している。
米の消費量が減少傾向にある中で、消費者には「安全・安心・美味・健康」を、生産者には「利益が出せる提案」を心掛ける。消費者サイドに目を向けた商品では、2008年、GABA(ギャバ)生成装置を開発し、「ギャバライス」を手掛けた。
「お米の力で元気な人を創る」というフレーズで玄米に含まれるギャバという栄養成分に着目。そのギャバを白米に浸透させ、栄養と食味を両立させた「ギャバライス」を世界で初めて市場に送り出した。現在、東広島市や東京都、ハワイなどに直販店舗を持ち、普及に躍起だ。
一方で、生産者側に目を向けた取り組みでは、15年に市北部の豊栄町清武地区農家と共同で株式会社「賀茂プロジェクト」を設立。サタケが持つ穀物加工や商品開発マネジメントのノウハウを農家と共有することで、付加価値の高い農業を生み出し、持続可能な農家を実現していくのが狙いだ。
松本和久経営企画室長(現・代表取締役社長)は「農家の方々があってこそサタケは存在する。農家の方々への恩返しを込め、豊栄の取り組みを各地域に展開できるようになれば」と期待する。
サタケの発展を支えてきた原動力になったのは、技術開発だ。研究・開発部門には、広島だけで約300人が従事。現在までに3000件を超える特許を取得している。
創業当初から培ってきた「動力」の技術は今、各分野で生かされる。一例を挙げれば、独自技術の「SIMモータ」は、電車のブレーキを駆動させる、コンプレッサの動力源として採用されている。米国航空宇宙局からも、「サタケのモータをロケットに搭載したい」と引き合いがあったほどだ。
海外への展開は、戦前にさかのぼる。積極的な展開を始めたのは、1980年代からで、どの種類の米にも対応できる精米技術を武器に、アジア、北米、欧州などへ販路を広げていった。現在は12カ国に生産・販売拠点を持ち、150カ国に製品を供給するグローバルカンパニーに成長を遂げた。
創業は1896年。東広島に本社を持つ企業として、「東広島でリーダーシップの取れる企業に」と松本さん。今後は、中小の顧客が利益を出せるよう、付加価値が高い安価な商品の開発に努める。
サタケグループの社員数は世界で約2700人。毎年、新卒者を採用しながら、誰もが働きやすい環境づくりに取り組んできた。経営企画室長(現・代表取締役社長)の松本和久さんに、サタケが求める人材や、進めてきた働き方改革などについて話を聞いた。
―若い力に期待することは。
求めているのは、「コミュニケーション」「クリエイション」「チャレンジ」と、英語力です。英語表記の頭文字を取り、「3C」プラス「E」と呼んでいます。英語が話せないと入社できないわけではありませんが、サタケの海外での展開を強化していく上で、英語力は不可欠となります。
―若い人を育てる観点から、2015年にサタケカレッジも開設されました。
入社2年目以降の若手社員を対象にした社内大学です。年間に10日程度、田植えや稲刈りなどの農業を体験したり、人間学や財務などを学んだりします。一次産業の苦労を知り、人間の幅を広げてもらうのが目的です。将来的には、一般のお客様向けの講座も開設したいと思っています。
―働き方改革も進められています。
サタケには「会社をとりまくすべての人々を幸せにする」という基本方針があります。この方針に基づいて、社員と家族が幸せになるような環境の整備に努めてきました。働き方改革というと、今、流行語のようになっていますが、サタケでは10年前から取り組んでいます。
―具体的には。
2004年には、社員が仕事と育児を両立できるよう、社内保育室を開設しました。仕事と家庭が両立できるよう、男性の育児参加にも積極的に取り組んでいます。昨年、試験的に導入した週休3日制は、今年も7~8月に行います。14年からはノー残業に取り組み、現在、直接部門を除く社員の大半が定時に退社しています。昨年、奨学金を返済している社員に、返済の一部を援助する制度も創設しました。
沿革
1896年 初代社長の佐竹利市が日本で最初の動力精米機考案、生産を開始
1908年 竪型研削精米機開発。吟醸酒誕生の原動力に
1962年 コンパス精米機発売。大型精米設備の独占供給開始
1974年 籾摺機の革命と呼ばれる揺動選別方式のライスマスター発売
1986年 世界初の食味計開発
1991年 製粉機分野に進出
1995年 マジックライス新発売
2008年 GABA生成装置開発
2022年10月20日
就活が辛い…!就活メンタルの保ち方!
みなさんこんにちは!
大学4年生・大学院2年生は10月初旬に内定式を終えた方も多いでしょう。
大学3年生・大学院1年生はそろそろ就職活動を始めて半年がすぎる頃でしょうか。
今回は、辛い就職活動の中でもメンタルを保つ方法についてお話ししていきます!
就職活動をしていると辛いと感じる場面があると思いますが、そんな辛さを乗り越えるために大切な3つのことを知っておいて損はないと思います。
就職活動が辛くなってきたら積極的に息抜きをしましょう。
辛くてマイナスな気持ちになっているときに就活に取り組んでも、良い選択や決断をすることはできません。
幸いにもコロナによる行動制限が緩和されており、飲み会や旅行などを楽しむことができるようになりました。
リフレッシュできるものであればなんでも構いません。就活を頑張っているご褒美として、入浴剤を入れてお風呂に入ってもいいですし、普段は買わないような少し高いお菓子を買うことも良いでしょう。
無理をして就職活動を続けるよりもリフレッシュした状態を上手に作ることで、結果的に満足のいく就職先を見つけることができます。
就活仲間を見つけることは、就職活動を乗り切るために非常に大切なことです。
今、同じ悩みを抱えている可能性があるのは同じ就活生だけです。
同じ境遇で同じような悩みを抱えている就活仲間と励まし合いながら、就職活動を進めていきましょう。
先輩に就職活動の相談をしても、その先輩は就職活動の辛さを忘れている可能性が高いのです。私も辛かったけどなんとかなるよ!などというアドバイスをされても心に響かないことでしょう。
もちろん先輩に相談することも大切ですが、相談するのであればメンタルの相談をするのではなく、就活をうまくいかせるための心構えや面接対策などについて相談することがおすすめです。
就活仲間を探す際には、
・自分と同じような企業を目指している
・自分と同じような進捗状況である
という2点を意識してみてください。
大手企業を目指している学生とベンチャー企業を目指している学生では選考の開始時期が違いますし、求められている能力も違うため、情報交換などが円滑に行えない場合があります。
また、就職活動が順調に行っている人と就職活動が円滑に進んでいない人が話をすると、関係がギクシャクしてしまう場合があります。
目指している企業が近しい人や就職活動の進捗が近しい人を就活仲間にしてお互いに高め合っていきましょう。
小さな目標を設定し、目標を達成するたびに自分を褒めましょう。
就職活動の目標を”内定”に設定している人が多いと思います。
しかし、その目標を達成するまでに色々な壁があります。
まずは小さな壁を1つ超えることを意識しましょう。
例えば、「ガクチカ400文字を5日以内に書く!」「冬のインターンに5社エントリーする!」など、小さな目標でも構いません。ガクチカを書くことは内定に近づくために必要なことですし、冬インターンにエントリーし、参加することも内定に近づくことの1つでしょう。
このように自分にできる小さなことを目標として設定し、自分を褒めてあげます。小さな目標を就活仲間と共有してお互いに褒め合うことができれば最高です。
達成感を得られることで就職活動を継続することにもつながります。
小さな目標を立てたことがない人や、目標を達成しても自分のことを褒めていなかった人はぜひこちらの方法を試してみてください。
就職活動は辛いこともたくさんありました。その中で私は今回お話しした3つの方法で辛いことを乗り越えてきました。
すべての人に効果的な方法だとは思いませんが、自分に合いそうな方法があれば試していただけると嬉しいです。
まずは息抜きから始めてみてください。
就活の時間を少し削って自分の好きなことに時間を使う習慣を身につけると、急に就職活動の辛さが軽くなりますよ!
おしまい。
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2022年10月11日
【東広島の企業紹介】「ミツトヨ志和工場」
東広島で就職ってどこですればいいの?そもそも東広島に就職できるところってあるの?
そんな学生の皆さんへ東広島の企業を紹介!
今回紹介する東広島の企業は
「ミツトヨ志和工場」
1934年の創業以来、世界に市場を広げ、精密測定機器の総合メーカーとしての地歩を固めてきたミツトヨ(本社・川崎市)。志和工場(東広島市志和町志和東)は、創業期からミツトヨを支えてきた製品で、あらゆる部品の長さを測定できる「マイクロメータ」を製造する専門工場だ。(日川剛伸)
1947年、マイクロメータの製造技術温存のため、志和工場の前身となる広島研究所を開設。その後、1987年にマイクロメータの一貫生産工場を建設・操業開始した。
志和町は創業者の沼田恵範氏(故人)の生誕の地。志和工場に隣接する浄蓮寺の三男として生まれ、「よし、いつか必ず自分がこの村に工場をもってこよう」と志を抱き34年に会社を興した後、半世紀越しでその思いを成し遂げ、創業者の志が刻まれているのが志和工場だ。
志和工場が扱うマイクロメータは、創業時のミツトヨが、国産化に成功した、会社の原点ともいうべき商品だ。現在、志和工場では、1350品目のマイクロメータを切削・研削加工から、組立まで一貫して生産。100分の1ミリ(10マイクロメートル)単位で主に読み取れる機械式のマイクロメータから、1000分の1ミリ(1マイクロメートル)単位で読み取れるデジタル式のマイクロメータまで手掛ける。
創業者の技術へのこだわりは、70年代後半には、いち早くデジタル化の実現となって実を結び、以後、デジタル化で業界をリードしてきた。2011年には、世界初となる1万分の1ミリまで測定できるマイクロメータの生産を開始した。
昨年は、好調な受注増を背景に、工場棟と事務棟5棟のうち2棟を増床した。建物の延べ床面積は約1万1600平方mとなり、改修前と比べて1・4倍になった。工作機械などの設備を導入し、来年までに生産能力を1・26倍に、29年までに2倍に引き上げる計画だ。藤川勇二工場長は「精密測定機器はものづくりの生命線。(増床で)電気自動車や通信機器などの分野を中心に、ますます高度化・精密化する市場への対応に備えたい」と力を込める。
社是は「良い環境」「良い人間」「良い技術」。志和工場では、良い技術は、良い人間によって生まれ、良い人間は良い環境によって育てられる―と解釈する。藤川工場長の話によると、自然環境に恵まれ、交通の利便性の良い東広島市は、ミツトヨの社是を実現できる絶好の土地柄だと、いう。
志和工場は今年で操業35年目。国内はもちろん、世界60カ国に販売拠点を持ち、そこから世界中に販売代理店のネットワークを展開する。ミツトヨが、マイクロメータを生産しているのは志和工場だけで、志和で作られた商品は、世界中のものづくりの現場で利用されている。
藤川工場長は「世界の需要を見極めながら、これからも東広島で、創業者の志を引き継ぎ、マイクロメータを作り続けていきたい。工場を未来の世代につなげていくことが、地域の雇用を守ることにもなる」と目を輝かせる。
【1μm(マイクロメートル)の厚さはどのくらい?】
1μm(マイクロメートル)は1000分の1ミリ。ただ、1000分の1ミリと聞いてもピンとくる読者はいないだろう。ちなみに1万円札の厚みは10分の1ミリだから、1万円札の100分の1ミリが1μmになる。
1936年 第1号マイクロメータを製作
1947年 戦後、中断していたマイクロメータの生産を開始
1969年 3点式内側マイクロメータの生産を開始
1979年 国産第1号のデジタルマイクロメータを製作
2003年 クーラントプルーフマイクロメータを開発
2011年 高精度デジマチックマイクロメータを開発
何でも言い合える環境
即戦力求め中途採用も積極的
志和工場には、派遣社員を含め、現在、約330人が働いています。男女比は半々で、東広島市在住の社員は7割を占めています。
県内の学卒者は本社一括採用で、高卒者は広島地区(志和工場、呉工場、郷原工場)での一括採用となります。新卒者の採用は、毎年若干名のため、生産の拡大などで人員が必要になった際には、中途採用で対応しています。
新卒者には、会社と一緒に成長できるピュアな心を持っているかどうかを、採用の判断基準にしますが、中途者にはスキルや経験を求めます。年齢は問いません。ものづくりの工場として、設計から開発、管理、製造、総務と各職務に合っている人材をピンポイントで採用しています。
志和工場は各部署の垣根を取り払い、社員同士が、上司と部下が、何でも言い合える環境づくりに取り組んでいます。その一つが3年前から始めた「ワイガヤ活動」。部署が違う、同じ階級クラスの社員が集まり、工場のためになるのだったら何でもいいので、好きなことにチャレンジしてもらっています。壁を取り除くことで、思いもよらないアイデアが出て、会社(工場)の発展につながることを期待しています。
1934年、東京都で創業。1987年、三豊製作所からミツトヨに社名変更。精密測定機器の総合メーカーとして、マイクロメータ、ダイヤルゲージ、光学機器、画像測定機など、5500種類の商品を手がけ、世界各国に販売ネットワークを持つ。本社は川崎市。国内の研究開発・生産拠点としては、広島地区の志和工場、呉工場、郷原工場の他に、川崎工場、測器工場、MC工場、清原工場、中津川工場、宮崎工場、高知工場がある。
2021年末現在の従業員数は5270人。海外の法人を含めた連結売上高は1170億2900万円。
2022年9月29日
OB訪問について!メリットとオススメの方法!
みなさん、就職活動は進んでいますでしょうか?
夏のインターンも終わり、そろそろ本番というところでしょうか!
ところで、OB訪問はもうしましたか?
OB訪問という言葉はよく聞くけど「どうやってすればいいのかわからない」、「やって意味があるのかわからない」という人も多いのではないでしょうか。
今回は、就活を終えたばかりの文系院生が「OB訪問の方法とそのメリット」についてご紹介します。
OB訪問とは、気になる企業で実際に働いている社員さんに直接会社や就活についてのお話を聞きに行くことです。企業説明会やインターンでは聞けないリアルな情報を得ることができます。
私がOB訪問、就活を終えて感じたメリットは、
・選考中には聞けない際どい質問ができた
・OB訪問をした上で志望理由のエピソードを面接中に使えた
・目指している企業の選考を実際に突破した人から選考のコツを聞けた
特に、説明会などではできて1、2問しか質問ができないので、たくさん気になることを聞いて会社の雰囲気や方針を感じられたことが一番よかったと思いました。
大学のキャリアセンターでは、OB OGに会えるイベントやリストがあります。
リストは、大学のネット上かキャリアセンターに置いてあるリストの冊子で確認をすることができます。
卒業年、連絡方法など書いてあり、連絡をする際も事前に大学側が仲介を取り持ってくれます。
たまに座談会イベントなどもあり、通常の就活イベントでは来ないような大手企業にいる大学の先輩社員の方とお話をする機会があったりします。参加する学生も正直あまり多くないので、場合によっては少人数でかなり深く話をすることができます。
情報を常にチェックするようにしておくことをオススメします。
ビズリーチ・キャンバスやMatcherなどの就活サイトでは、目指している企業の社員さんへのOB訪問ができます。
同じ大学の先輩にも可能ですが、他大学の社員さんへの訪問できるものもあります。
サイトに登録している社員さんと、チャットで手軽に連絡をすることができるので、気軽に行うことができるのではないでしょうか?
ただ、大学や企業が関わっていない分、セクハラなどの危険なリスクも伴う可能性があるので注意が必要です。
また、就活イベントなどで、企業の社員の方とオフラインであれば直接会う機会がありますよね!
イベント終了後に積極的に質問に行くなどして仲良くなると、「今度は個人的にお時間ください」と直接アポイントを取ることが可能です。
お互いに話しやすいかを鑑みながらお願いができるので、実際にOB訪問をする際も気が楽だと思います。
目指している企業に「大学OBもいないし、就活アプリでも見つからない」という人は意外に多いのではないでしょうか?有名企業であっても地方大学であるがために、なかなか難しいですよね。
そんな時には、企業の採用担当へ直接OB訪問について問い合わせてみましょう!
思ったより簡単に承諾してくれることが多いです。私が直接連絡をした際、新入社員、総務人事担当者、人事部長と豪華な面談をセッティングしてくださったことがあります。
直接企業に連絡してOB訪問をしたからといって、選考に有利になるわけではないですが、私のように採用に関わっている人とも話す機会がもらえることもあるので、覚えてもらいやすいのではないでしょうか?
上記でご紹介した中で私的オススメのOB訪問の訪問は、「キャリアセンター」を通じて行う方法です!
理由は、企業が大きく関わっていないからです。
もちろん、企業の代表として大学のOB訪問リストに登録していることは間違いありませんが、その他の方法よりは企業側が関わっている割合が少ないです。
企業が大きくバックについていない分、その会社のデメリットや働いていて辛いことなどのマイナスな部分もより本音に近い形で聞くことができます。
就活は自分と企業とのマッチングなので、内情ができるだけクリアな方がいいかと思います。
今回は「OB訪問について」ご紹介をしました。
広島大学の地方大学はOB訪問をそもそもする人が少ないので、やり方がわからないという人が多いと思います。
個人的にはOB訪問をして企業選びをする上でとても役立ったし、何より楽しかったです。
思ったより先輩方は優しいですよ笑
ぜひ、この記事を参考にOB訪問にチャレンジしてみてください!!
おしまい。
<<オススメ記事>>
2022年9月5日
気づかないうちに使ってる!間違えがちな敬語!
みなさんこんにちは!
今回は、「気がつかないうちに使っている誤った敬語」についてお伝えします。
大学生になって初めてアルバイトをする人も多いと思います。大学1年生の方は、夏休み中にアルバイトを始めた方もたくさんいるのではないでしょうか?
今までは学生同士の中でしか会話がなかったのに、バイト先では社会人と会話をする場面も出てきます。
知らず知らずのうちに間違った敬語をつかってしまうと、大人から「正しい敬語も使えないのか!」と思われてしまうかも!?
こんなことをお伝えしている私も、アルバイトを始めるまでは間違った敬語をたくさんつかっていました笑
この記事を読んで正しい敬語を身に着けることで、周りの人に「あの子はしっかりしている」という印象を与えることができるようになるかもしれません。(※敬語は使えるけど時間は守れないなどの場合は、しっかりしていると思ってはもらえないでしょうが…。)
日常的につかってしまう間違った敬語はたくさんありますが、今回は3つ取り上げてお話しします。最後には思わず笑ってしまうエピソードもありますので、ぜひ最後まで読んでいただき、普段自分がつかっていないかを確認してみてください。
まず1つ目は、「自分、僕」です。
みなさんは目上の人に対して意見を述べるときなどに、「自分はAだと思います。」といった言葉遣いをしていませんか。ちなみに私が大学1年生の頃は敬語だと思ってつかっていました。。。
一人称は「わたし、わたくし」が正しい敬語だとされています。
つまり、目上の人に対して意見を述べるときなどは「わたしはAだと思います。」というのが正しい敬語なのです。
中学や高校の部活で先輩に対して「わたしはAだと思います。」という機会は限られていたと思いますが、正しい敬語として「わたし、わたくし」を認識しておいてください。
続いて2つ目は、「なるほどです」です。
これは正しい敬語のような気がしますよね。目上の人から意見を聞いた時に同調する際、「なるほどです。」と返事しますよね?
なるほどは目下の人に対する同調を示す際に使う言葉であり、目上の人に同調する際には「仰る通りです」を用いるのが正しい敬語の使い方です。
アルバイト先の社員さんなどに同調する時には、「なるほどです」ではなく「仰る通りです」という言葉をつかうのが正しいようですよ。
う〜ん、なるほどです!笑
3つ目に紹介するのは「了解しました」です。
みなさんが目上の人から指示や依頼を受けた時に、「了解しました。」というのは正しくない敬語です。
「了解」ではなく「承知」するのが正しい敬語です。「承知しました」以外にも「かしこまりました」という言葉も正しい言葉なのでぜひ覚えておきましょう。
はい!了解です。
今回取り上げるのは、飲食店でのエピソードです。お客様と店員さんのやり取りを会話形式でみていきましょう。
すみません、予約していたものですが
いらっしゃいませ、なにさまですか?
!?えっと〜、、、
はっ!大変失礼しました。どちらさまでしょうか。
(苦笑)
みなさんは、こんなやり取りを見たことがありますか。なかなか出会うことはない光景ですよね。
この場面に遭遇したら思わず笑ってしまいそうです。
ちなみに、どこが間違った敬語なのかわかりますか?ぜひ間違った敬語について考えてみてください。
答え合わせの前に、正しい案内についてもお伝えしておきます。
すみません、予約していたものですが
いらっしゃいませ。お名前お伺いしてもよろしいでしょうか。
〇〇です。
それでは、お待ちかねの答え合わせにいきます。
お客様のリアクションでなんとなく想像ができた人も多いと思いますが、「なにさまですか」「どちらさまでしょうか」の2つは間違った敬語です。さすがに「なにさまですか」と聞くことはないかもしれませんが、「どちらさまでしょうか」は意外とつかってしまうかもしれません。
ここでの正しい敬語は、「お名前お伺いしてもよろしいでしょうか。」などです。
今回は、意外とつかっている間違った敬語についてでした。
敬語は堅苦しいイメージから敬遠しがちですが、アルバイトなど社会と関わる上では重要です。
大学生の内から正しい敬語を意識しておくことでアルバイト先での評価が上がったり、就職活動で得をしたり社会人になってから苦労が少なくなったりします。
ぜひこの機会に自分自身の言葉遣いについて振り返ってみてください。
おしまい。
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2022年9月2日
【企業研究】就活での企業選びの要素6選!
みなさんこんにちは!
前回のホワイト企業が多い業界に引き続き、就職活動に関係するお話をしていきます。
ズバリ!「企業を選ぶ要素はわずか6つしかない!」です。
(※独断と偏見でお伝えしています。)
大学に入学したばかりだからまだいいや!
大学4年生になってから就職活動を始めよう。
と思っている方も、ぜひ企業の選び方くらいは早めに知っておいてください。
企業選びの評価軸を知っているだけでも、就職活動のスタートダッシュに成功する確率が非常に高くなります。
そろそろ就職活動を始めないとな…。
就活始めたけど右も左もわからない…。
と思っている方は、ぜひこの記事を参考にしながら企業を選んでみてください。
企業の見方を知っていることで、今までよりはるかにいい感じで就職活動が進んでいくはずです。
今回は、「企業選びの要素」を紹介します。
それぞれの要素がなぜ大切なのかについては別の記事でお伝えしますので、今回の記事はさらっと目を通しておいていただければ幸いです。
就職活動をして初めて知る人も多いと思いますが、企業は”企業理念の達成”を目的に日々活動を行っています。
お金を稼ぐことも社員に給料を払うことも企業にとって大切なことではありますが、究極は企業理念を達成できればそれでOKなのです。
企業理念への共感は、就職する上で大切な要素の1つです。
自分の目指す未来と企業の目指す未来が一致している際には、迷わず選考に進みましょう。
一方で、企業理念に対して全く共感できない場合には、他にどれだけ魅力的な条件があっても選考を受けることはオススメできません。
企業を選ぶ際に、その企業で働いている人が魅力的であることも企業を選ぶ上での十分な要素となります。
大きな企業にはさまざまな人がおり、魅力的に感じた人と仕事をできる確率が高くはないため、あまりおすすめできる要素ではありません。
一方で、従業員数が少ない会社であれば魅力的だと感じた人と一緒に仕事をできる確率も高いので、従業員数が少ない会社を受ける際には魅力的な人が働いているかを重視すると良いと思います。
働いている人の魅力で会社を選ぶ際には、”魅力的な人が複数人いるか”という点に注意してください。
採用担当者が魅力的なだけで、他の社員はあまりイケてないというケースも存在しています。
会社には少なからず文化が根付いています。挑戦を賞賛する社風なのか、ミスなく仕事ができる人を評価する社風なのかは会社によりさまざまです。
ここでは、挑戦心溢れるAさんが就職する会社として、2つのケースを想像してみてください。
Aさんが評価される会社はどちらの会社でしょう。おそらくは”挑戦を賞賛する社風の会社”だと思います。間違って2番目の会社に就職してしまうと、評価されず辛い社会人生活を送ることになりそうですよね。
このように、自分に合った社風の会社を選ぶことは非常に大切です。
新卒採用の募集職種の多くは総合職ですが、配属は大体営業職です。
あなたは営業職に配属された場合、好きなものを売りたいですかあるいは嫌いなものを売りたいですか。当たり前のように好きなものを売りたいですよね!
もし、好きなものや役に立つと確信を持てるものを売りたいという方は、ぜひ事業内容や商品をみて企業を選ぶことをオススメします。
基本的には、誰かの役に立つ事業や商品を売っているから会社が成り立つわけで、この選び方は本質的ではないのかもしれません。しかし、それでもOKです。好きな気持ちや役に立つという確信を持てることで楽しく仕事ができるのであれば、それが全てだと思います。
「いい企業に就職して親を安心させたい」
「いい企業に就職して周りの人に賞賛されたい」
このような思いがある人は多いと思います。というか多いです。
「人間は承認欲求が〜」みたいな面倒な話をするつもりは全くありませんが、人間は承認欲求が強い生き物です。社会的なステータスを気にして、周りと比較しながら生きていくのは人間らしくて非常に良いと思います。
社会的ステータスの高い会社に就職して周りにチヤホヤされたいんだという人は、ぜひぜひ知名度の高い企業の選考を受けまくってください。倍率が非常に高いためそれなりの対策が必要になりますが、就職してしまえばあとは天国なのかもしれません。
給与の高さや福利厚生は、非常に大切な要素です。
人間は生活するためにお金を使います。給料は少ないよりも多い方が良いに決まっています。
自分の中で最低限の給与水準を定めて、選考を受ける企業を決めるのも選択肢の1つです。
また、給与だけではなく福利厚生も考慮してみましょう。
住宅補助や社宅制度があるかないか、育児休暇や産前産後休暇の制度が整っているのかなどなど、個人の好みに合わせて重要視する福利厚生は異なります。
重要視する福利厚生が制度として機能している企業が見つかれば、積極的に選考を受けましょう。
企業選びの要素はいかがでしたか。
企業理念で会社を選ぶ方法はあまり知らない方が多いかと思います。一方で、一緒に働く人や会社の雰囲気(社風)を大切にしたいという人は多いのではないかと思います。
ただし、今回お話しした6つの要素だけで会社を選んでしまうと、入社後に仕事の意義を見出しにくく、仕事がつまらなくなってしまう人もいるのが現実です。
自分にとって良いバランスはどのようなものなのかを常に考える必要があります。
人生の大きな分かれ道である就職活動を後悔なく送っていただくための一助になると嬉しいなと思います。
おしまい。
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2022年8月18日
サマーインターンには行くべき!?メリットをご紹介!
みなさんこんにちは!
夏休みも始まり、本格的に夏を感じる季節になってきました。
就職活動を始める人もぼちぼち増えてきているのではないでしょうか。
今日はそんな就活生に向けて、”サマーインターンに参加するべきなのか”をお伝えします。
サマーインターンの中には学年を問わず募集しているものもありますので、この記事を読んでサマーインターンが面白そうだと感じた方は学年を問わず参加してください!
そもそもインターンを日本語にすると、就業体験となります。
参加することでその企業の仕事内容や業界への理解を深めることができるのがインターンです。
その中でも、夏の時期に行われるものがサマーインターンと呼ばれています。ちなみに冬の時期に開催されるインターンはウインターインターンと呼ばれています。
ここでは、就職前に企業や業界を理解するためにあるのがインターンだということを認識していただければ十分です。
サマーインターンに参加するべき理由の1つ目は、知り合いができることです。
普通に大学生活を送っている場合、同じ大学の人やせいぜいバイト先の人との繋がりしかできませんが、インターンに参加すると本当に多くの知り合いができます。広島県外の大学に通っている人と知り合う機会は稀なため、貴重な機会と言えるでしょう。
また、この時期のインターンに参加している学生は自分の人生にしっかりと向き合っている人が多く、刺激を受けること間違いなしです。これから本格化していく就職活動を一緒に戦う仲間が見つかる可能性もあります。
基本的には大学3年生が参加しているため、大学1、2年生で参加している場合、周りには先に社会人になる人が溢れています。
自分が就職活動を始めた際に、先輩から就活の生の情報を入手できることで周りの学生と大きな差をつけることもできるため、早めにサマーインターンに参加しておくことをおすすめします。
サマーインターンに参加すると、自分の現在地がわかります。
そもそも、サマーインターンの中には選考を設けているものが多く存在します。選考を通過できる実力があるのかを試すためにも積極的にエントリーしましょう。
選考を通過してサマーインターンに参加すると、優秀な学生とのワークが待ち構えています。
広島県内では優秀だと言われる広島大学ですが、他の学生の学歴に圧倒されることも多々あります。他にも、学歴はそこそこなのにビックリするほど優秀な人と出会うことで、価値観が大きく変わる経験もできるでしょう。
サマーインターンでは社会人からのフィードバックを得られる機会も多く、自分の現在地がどのあたりなのかを知ることもできます。自分はそこそこできる方だと思っている人こそ、サマーインターンで実力のなさを知っておくと良いと思います。
サマーインターンに参加すると、インターン先の企業の情報やその企業が属する業界の知識を手に入れることができます。
サマーインターンを実施している企業の大半は、企業説明や業界の今後の展望などについて説明の時間を設けています。
会社説明でその会社のことがわかりますし、業界全体の今後の展望を知ることもできます。同業種の企業に複数参加することで、より具体的な業界の今後についても理解することができます。
志望業界が定まっていない方は、複数業界のサマーインターンに参加して、色々な業界の展望を知ることで将来の幅が広がります。
ある程度業界を絞り込んでいる方は、同業界の会社を見ることで、会社ごとのカラーを掴み自分に合った企業を見つけることに役立ててください。
本日は、サマーインターンに参加するべきかについてお話ししました。
結論としては、サマーインターンには参加するべきだということです。
何事も準備をしすぎて失敗することはありません。少しでも早く就職活動の準備を始めることが就職活動で成功するための最短ルートです。
サマーインターンで知り合いを増やし、本選考に向けてお互いに助け合えるような関係を構築しましょう。また、自分の現在地を知ることで、本選考までにやらなければならないことが明確になります。
あまり大きな声では言えませんが、サマーインターンに参加すると本選考で優遇される企業があるという話も聞いたことがあります。
サマーインターン参加者は、本選考で一部の選考が免除されることや本選考の開始時期が参加していない学生と比べて早いこともあります。
兎にも角にもサマーインターンに参加して損することはありません。
唯一の懸念点は、自分の現在地が思ったよりも低く落ち込んでしまうことくらいでしょうか。
もし現在地が思ったよりも低いのであれば、努力すればいいだけです。本選考で実力が足りないことに気がつくよりはよっぽどマシでしょう。
おしまい。
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