2018年11月8日
【東広島の企業紹介】CMでもおなじみ「日興ホーム」
東広島で就職ってどこですればいいの?そもそも東広島に就職できるところってあるの?
そんな学生の皆さんへ東広島の企業を紹介!
今回紹介する東広島の企業は
CMでもよく聞くあの不動産企業
「日興ホーム」
JR寺家駅近くの東広島市西条町寺家に本社を構え、東広島市や広島市を中心エリアに注文住宅の施工・販売を事業の柱に据えている地域密着型のビルダーです。
創業は1971年。東広島市八本松町で住宅団地・日興苑の土地造成と分譲を手掛けたのが出発です。
1999年に住宅建設の分野に進出した。住宅メーカーのパナホーム(現パナソニックホームズ)と日興ホームが共同で出資していたパナホーム広島が、パナホーム100%出資の子会社になったことがきっかけで現在の「日興ホーム」となりました。
当初は、煉瓦の集合住宅やデザイナーズ住宅を施工・販売していましたが、2005年に木造住宅の「テクノストラクチャー」を本格的に手掛けるようになったことが大きな転機となりました。
パナソニックが独自に開発した耐震住宅工法を採用しながら、東広島・広島の気候風土や顧客のニーズに合ったオリジナルの家づくりを展開。
併せて用地の取得にも力を注ぎ、注文住宅メーカーとしての地歩を固めています。
2016年からは、趣味と暮らしをアレンジし、自分らしく暮らせるスキップフロアの住宅「ビーノ」を、2018年からは建築家と一緒に家づくりを行う住宅「オプト」を、それぞれ手掛けています。
テクノストラクチャーを求める顧客とは違う、ニッチな層にも狙いを絞っています。今後は、3つの商品を柱に住宅建設を推進していくそうです。
ワンストップ型サービスの提供を経営理念に据える。遊休地の有効活用などを提案する土地有活営業部を社内に設けている他、12年にはリフォーム専門会社の「リライフ日興」を創設。
顧客の土地探しから、家を建てて暮らしていくまでを、一貫してサポートする体制を整えています。このため、住宅を供給した後の顧客宅への定期訪問を重要視しています。
「家は家族の人間形成の場でもある。だから、家づくりはお客さまが住まわれた後が大事で、建ててからがお客さまとの本当のお付き合い」と鳴脇社長は語ります。
今後は、高齢者向けの住宅事業にも本格的に参画する。既に、広島市と東広島市でグループホームと、サービス付き高齢者向け住宅計3棟を運営するが、これから建設・運営をしていく棟数を増やしていく計画です。
さらに幼稚園事業に参入したい意向もある。住宅建設で培ったノウハウを、人の一生に係わる事業に広めていくビジネスモデルの構築を思い描く。
住宅供給の中心となる東広島市、広島市とも人口の伸びは鈍化傾向だが、「地域ファーストコールビルダー」「生活の総合提案企業」を目指し、お客さんが『本当にいい家だね』『日興さんで家を建てて良かった』と言っていただくよう、コツコツと地道に取り組むだけ」と鳴脇社長。17年7月期の売上高は38億円。2021年には50億円を目指します。
注文住宅の施工・販売を事業の柱に据える日興ホーム。社員数は56人(うち女性12人)(2018年10月時点)。
全社員が地域密着型のビルダーとしての自負を持ち、仕事に取り組んでいます。
鳴脇誠二社長に、採用計画や会社のカラーなどについて話を聞いてみました🎤
社訓は忠恕の心と凡事徹底
毎年、新卒者と中途者を合わせて7人前後を採用しています。新卒者の採用は高卒を1人、大卒を2人~4人の割合です。
高卒は建設分野で、大卒は設計と営業分野で募集しています。中途者については、営業と設計の分野で随時、募集しています。
コミュニケーション能力があって、明るく、礼儀正しい人。
もう一つは、地元愛を持っている人ですね。
地域密着型を掲げている企業なので、同じ能力を持った2人のうちのどちらか一人を採るとなれば地元出身者を採用するようにしてい ます。>
資格については、新卒者は入社後に取得してもらいますので、採用条件で資格の有無は問いません。
ただ、中途者は即戦力の人材を求めているため、部署によっては、建築士やコーディーネーターなどの資格を入社要件に加える場合があります。
社員の約2割が女性です。
男女に関係なく、適材適所の仕事に配置するようにしています。例えば、営業職には5人の女性社員がいますが、男性にはない女性ならではの気遣いを持って頑張っています。
年間の休日は、一部上場企業などの大手と比べる と、幾分少ないのが現実です。その代わり、一日の勤務時間を7時間半に設定し、仕事を離れた後の時間を有意義に使ってもらうようにしています。
もちろん、仕事のスタイルは各社員で違ってきます。基本的には、時間の管理は各社員に任せるようにしています。
元気で明るい会社でしょうね。出勤時には、社員同士で握手をしながらあいさつを交わすのが弊社の朝の風景です。社員のモチベーションを高めよう、と14年前から取り組んでいます。
忠恕の心と凡事徹底です。社員には、誰であっても誠実に優しく接すように、と伝えています。
それは一人の人間として振る舞う礼儀だと思っていますから。凡事徹底を説くのは、やり続けることが会社を支える力になっていくからです。
※プレスネット2018年11月8日号より掲載
\東広島の凄い企業をまとめて紹介!/
2018年10月18日
【東広島の企業紹介】自動車のルーフ市場支える『べバストジャパン株式会社』
東広島で就職ってどこですればいいの?そもそも東広島に就職できるところってあるの?
そんな学生の皆さんへ東広島の企業を紹介!
今回紹介する東広島の企業は
自動車のルーフ市場支えるグローバル企業
「べバストジャパン株式会社」
グローバルな視野で事業展開 加速するEV市場にも対応を
東広島市西条町田口の田口研究団地内に本社・工場があります。
車のルーフシステムや、屋根式とオープンカーに切り替えができるコンバーチブルシステム、燃焼式ヒーターなど自動車関連製品を開発・製造しています。
設立から40年。ドイツに本社を持つサンルーフメーカー・べバストの日本法人として躍進を続けています。
世界中に張り巡らされたグローバルネットワークを最大限に生かし、べバストグループ企業と連携を図りながらも、日本的な良さも残した企業として戦略を展開しています。
商品の設計・開発を担う開発センター、セールスエンジニアの専門集団であるカスタマーセンター、製品ニーズに対応するオペレーションセンターなど4部門のスペシャリストがスクラムを組み、グローバルスタンダード(世界標準)の製品を提供しています。
ルーフの年間生産台数は2014年に初めて100万台を突破。その後は、115万台前後で推移し着実に業績を伸ばしてきています。
国内の自動車メーカーに納入する一方で、東広島で開発した製品を中国やアメリカなど海外のべバストの工場で生産。
べバストジャパンが、海外に進出している日系自動車メーカーのグローバル戦略を支援する体制を整えてきました。
自動車業界は大きな変革期を迎えています。市場はますますグローバル化し、電動化の動きも加速するでしょう。
こうしたことを視野に2016年、べバストグローバルで新ビジョンを打ち出しました。従来の事業基盤の強化に加え、拡大するEモビリティ事業へ本格的に乗り出すそうです。
自動車のルーフ市場を支えるグローバル企業のべバストジャパン。グローバル化する市場に対応するため、新卒者の採用はもちろん、中途採用にも積極的に取り組んでいます。
グローバル企業らしく社内はさまざまな国籍の社員が行き交います。
アイルランド出身のブルース・ピアス社長に、求める人材やグローバル企業ならではの特長などについて話を聞きました。
新卒者については、毎年10人前後を採用しています。高卒者は機械を操作するオペレーターを、大卒者は専門職をそれぞれ採用しています。
キャリアを持つ即戦力の中途者も随時受け入れています。
モノづくりが好きで、子どもの頃でいうとプラモデル作りに熱中したような人。グローバル企業なので、管理職のポジションでは、英語のスキルも必要となります。海外の人とのコミュニケーションは必須ですから。このため、会社では英語能力を高めてもらうため のサポートも行っています。
フラットな組織で上下の距離が近く、社員を呼ぶときには、さん付けで呼び、役職で呼ぶことはありません。私自身、社長と呼ばれたことはないです(笑)。
東広島で世界や世界の文化を身近に感じられるのも会社の持つ雰囲気です。
社員500人のうち、外国人は研修生を含めて70人。国籍もアジアやヨーロッパを中心にバラエティーに富んでいます。世界各国から当社への出張者も多く、当社からも毎月、20人前後の社員が海外に赴いています。
チャレンジ精神を大切にするところです。目標を達成すれば必ず評価する。
やる気 があれば、希望する職務にアサイン(配属)されるチャンスがある。実際、30代で管理職になる社員もおり、若い社員のマインドを刺激しています。
休暇が多いのも特長です。盆やGWは1週間以上の休みがあり、有給休暇の計画取得も推進しています。
休暇ではないが、今年から間接部門の社員に限って、フレックス制度を導入しました。オンとオフのメリハリがきちんとしているのも、外資ならではと思います。
自動車メーカーの中では知られていますが、一般的にはほとんど社名が知られていません。
ブランディングや、行政・大学との連携などに力を入れながら、若い世代がもっともっと魅力を感じるような会社にしていきたいですね。
※プレスネット2018年10月18日より掲載
\東広島の凄い企業をまとめて紹介!/
2018年10月4日
【東広島の企業紹介】理念は地域貢献『イームル工業株式会社』
東広島で就職ってどこですればいいの?そもそも東広島に就職できるところってあるの?
そんな学生の皆さんへ東広島の企業を紹介!
今回紹介する東広島の企業は
理念は地域貢献 中小水力発電設備を製造している
「イームル工業株式会社」
東広島市八本松町原に八本松工場が完成して50年以上の歴史を誇る西日本で唯一の中小水力発電用プラントメーカー。
近年、再生可能エネルギーの有効活用が注目を集め、水力資源の重要性が再認識される中、環境にやさしい地域社会に貢献できる企業を目指しています。
創業は1947年。戦後の復興期に、農山村に電気を供給する目的で、山村にある小河川を利用した小水力発電所の建設を推進したのが事業の出発点です。
「地域に貢献する企業に」。
創業者の理念を引き 継ぎ、これまでに248台の水力発電設備を納入(18年3月末日現在)。
東広島市では、福富ダムにダム式発電設備を、東広島浄化センターに浄水場発電設備を、志和町に水路式発電設備をそれぞれ納入しています。 水車は、川の流れの高低差や水量で、形式や大きさも異なってくるため、同じ製品は一つとしてない。
設計から製作、アフターサービスまで一貫した体制を整えている
のが強みです。
国内の全発電量に占める水力発電の割合は8~9%。山田社長は「この比率は今後も変わらない。ただ、水力発電は地方再生の分野で可能性を秘めている」ときっぱり。
小水力発電で得た電力の売電収入で集落の活性化に役立てている岐阜県郡上市の集落を例に挙げながら、「イームル工業の原点は地域貢献。小水力発電が地方再生の切り札になれば」と願う山田社長。
創業70年以上のイームル工業。次の新しいステージを見据え、新卒者の採用はもちろん、中途採用にも積極的に取り組んでいく意向です。
社員数は契約社員を含め117人(2018年4月1日現在)。山田哲夫社長に採用状況や求める人材像などについて話を聞きました。
大学新卒者は毎年2人~3人程度採用しています。
以前はリクナビに頼っただけの募集活動だったのですが、近年は積極的に大学に出向き企業PRに努めています。売り手市場で中小企業には厳しい状況が続きますが、大学との連携を図りながら優秀な人材を確保していきたいです。
募集は技術系の学生が中心ですが、数年ごとに文系の学生も採用しています。中途採用は、新卒者を補完する形で適宜採用しています。
第一に環境問題と水力発電に高い意識を持っている人。中小企業で自分の能力 を発揮したい、と願うようなバイタリティーを持った学生も求めています。
東広島に本社のある会社として、東広島市が主催する企業説明会に出向き、地元志向の強い学生も発掘していきたいですね。性格的には前向きな人を求めています。
働き方改革の取り組みを推進していくため、今年から広島県が行うセミナーに参加しています。
働き方改革の社内の推進役を担うキーパーソンを育成するもので、県の働き方改革を実践している企業としての認定に向けて取り組んでいます。
東広島市には、1968年に八本松工場を竣工し、90年に本社を移転しました。
従業員には東広島市出身者や東広島市に転居してきた人たちも多く、何らかの形で東広島市に貢献できれば、と思っています。
弊社のような市内の中小企業が連携して地域でできることも模索したいですね。
例えば企業内保育の実現は、一企業では難しい面もありますが、何社かが連携して取り組めば託児所のような施設の運営は可能なのではないでしょうか。
女性が出産後も継続して働けるような環境を整備することは、会社にとっても東広島市にとっても財産になると思っております。
※取材日2018年4月
\東広島の凄い企業をまとめて紹介!/
2018年5月24日
【東広島の企業紹介】高い技術力!自動車部品メーカー『株式会社オンド』
東広島で就職ってどこですればいいの?そもそも東広島に就職できるところってあるの?
そんな学生の皆さんへ東広島の企業を紹介!
今回紹介する東広島の企業は
工学部必見!高い技術力誇る自動車部品メーカー
「株式会社オンド」
1947年創業。70年以上も続く歴史のある会社です。
自動車部品などに使われるボルトやナットの製造が出発点。
現在は、カーブを曲がる際のスムーズな走行を補助するデファレンシャル(以下デフ)や、エンジンの振動を抑制するエンジンバランサーなど自動車のパワートレイン部品が売上高の約8割を占めています。このほか、ボディーの部品やプレス部品なども生産しています。
マツダやアイシン・エイ・ダブリュといった自動車メーカーや、自動車部品メーカーが主な取引先。
他の部品メーカーにはない強みは、 パーツ単体ではなく、複数が組み合わされたユニット(構成部品)で、製品を納入できること。
2013年の「第5回ものづくり日本大賞」では、高強度と小型軽量化を実現したデフユニットを開発したことが評価され、特別賞を受賞した。その高い技術力は、マツダから大きな信頼を勝ち取り、デフユニットの全量をマツダに供給できる礎となった。
また、海外にはタイと中国に製造拠点がある。マツダは、2023年度の世界販売台数を現在より2割多い200万台とする目標を掲げているそう。
特に生産面は海外を中心に増やしていく計画だ。栗栖社長は「マツダさんが海外でトランスミッション(変速機)を組み立てているのはタイだけ。今後、タイ工場の果たす役割は、大きくなる」と話す。
これらのことを視野に入れ、2022年の売上髙は、現在の4割増となる約1000億円前後を見込む。
「ユニット供給できる強みを伸ばしながら、常に新しい商品開発に取り組んでいく。自動車業界でデフといえば、オンドと言ってもらえるようなオンリーワンの会社を目指していきたい」と栗栖社長は語った。
求めるのはポジティブな人材
新しい時代を見据え、新卒者の採用はもちろん、中途採用にも積極的に取り組む。
社員の採用と並行して、女性の職場環境の改善にも意欲的だ。
社員数は、2017年12月時点で1438人(非正規含む)。グループを合わせると2000人を超える。栗栖哲成社長に、採用条件や会社のカラーなど就活のヒントになることについて話を聞いた。
新卒者は、自分で物事を考え、自分でチャレンジできるような、常に〈自分発〉のポジティブな気持ちを持った若者です。そのような思いを持っていれば、国籍は問いません。
実際に留学生も採用しています。海外業務の増加で、英語が得意な人は歓迎しますが、必ずしも採用条件ではありません。
中途者も求めるのは前向きな人材です。給与面では、経験を加味しながら、同じ世代の社員と近くなるよう配慮しています。
一般的には、現場の作業は重労働と思われがちですが、そんなことはありません。オンドが扱う商品は小型で、持ち運び作業などは機械化も進んでいます。
むしろ、機械のメンテナンスや、製品の目視検査などは、きめの細かい女性の方が優れている面もあります。
ただ、全従業員に占める女性社員の割合は、まだ1割に至りません。女性の働きやすい環境を整えていくのは喫緊の課題だと認識しています。
現在、育児休業制度や、育休後の短時間勤務などを取り入れていますが、計画は緒に就いたばかり。これから、企業内保育所の整備など、具体的な目標を定めていきたい、と思っています。
仕事のプロセスや時間管理がきちんとしていることから、質実剛健的な会社かな(笑)。社員教育や、福利厚生がしっかりしているのも特徴です。
東広島市内の事業所では従業員数はトップテン内に入るでしょうね。八本松東工場と合わせ市内の2工場では、700人前後が勤めることになります。
東広島での存在価値は高い会社であることを、全社員で共有し、東広島市と一緒に成長できる会社に、と思っています。
※取材日2018年5月
\東広島の凄い企業をまとめて紹介!/
2018年4月12日
【東広島の企業紹介】技術開発が発展の原動力『株式会社サタケ』
東広島で就職ってどこですればいいの?そもそも東広島に就職できるところってあるの?
そんな学生の皆さんへ東広島の企業を紹介!
今回紹介する東広島の企業は
技術開発が発展の原動力
「株式会社サタケ」
1896(明治29)年創業。創業者の佐竹利市が日本で初めての動力式精米機を開発したことが始まり。
以来、時代とともに変化する顧客のニーズに応えながら成長を続けてきました。今や食品加工機械の世界トップメーカーとしての揺るぎない地位を確立しています。
現代表の佐竹利子氏は4代目。利市(故人)が種をまき、二代目・利彦氏(故人)が幹を育て、3代目・覚(故人)が枝葉を付けてきました。
いつの時代にあっても、経営者と社員が「サタケ精神」である、「何事にも挑戦し、謙虚に学び、改善・改革する」という姿勢を持ち続けてきたことが、会社の発展の礎になった、といいます。
精米機で始まった米の加工技術の分野では、現在では、収穫から調製加工、精米、計量包装までの全ての工程で使用される機械を生産。
米の加工技術を応用した小麦製粉や食品分野の他、環境機器や産業機械の分野にも進出している。
米の消費量が減少傾向にある中で、消費者には「安全・安心・美味・健康」を、生産者には「利益が出せる提案」を心掛けています。
消費者サイドに目を向けた商品では、2008年、GABA(ギャバ)生成装置を開発し、「ギャバライス」を手掛けました。
「お米の力で元気な人を創る」というフレーズで玄米に含まれるギャバという栄養成分に着目。そのギャバを白米に浸透させ、栄養と食味を両立させた「ギャバライス」を世界で初めて市場に送り出しました。
現在、東広島市や東京都、ハワイなどに直販店舗を持ち、普及に躍起しています。
サタケが持つ穀物加工や商品開発マネジメントのノウハウを農家と共有することで、付加価値の高い農業を生み出し、持続可能な農家を実現していくのが狙いです。
サタケの発展を支えてきた原動力になったのは、技術開発だ。研究・開発部門には、広島だけで約300人が従事。現在までに3000件を超える特許を取得しています。
今年で創業124年目。東広島に本社を持つ企業として、「東広島でリーダーシップの取れる企業に」と松本経営企画室長。今後は、中小の顧客が利益を出せるよう、付加価値が高い安価な商品の開発に努める。
サタケグループの社員数は世界で約2700人。
毎年、新卒者を採用しながら、誰もが働きやすい環境づくりに取り組んできました。
経営企画室長の松本和久さんに、サタケが求める人材や、進めてきた働き方改革などについて話を聞きました。
求めているのは、「コミュニケーション」「クリエイション」「チャレンジ」と、英語力です。英語表記の頭文字を取り、「3C」プラス「E」と呼んでいます。
英語が話せないと入社できないわけではありませんが、サタケの海外での展開を強化していく上で、英語力は不可欠となります。
入社2年目以降の若手社員を対象にした社内大学です。年間に10日程度、田植えや稲刈りなどの農業を体験したり、人間学や財務 などを学んだりします。
一次産業の苦労を知り、人間の幅を広げてもらうのが目的です。将来的には、一般のお客様向けの講座も開設したいと思っています。
サタケには「会社をとりまくすべての人々を幸せにする」という基本方針があります。この方針に基づいて、社員と家族が幸せになるような環境の整備に努めてきました。
働き方改革というと、今、流行語のようになっていますが、サタケでは10年前から取り組んでいます。
2004年には、社員が 仕事と育児を両立できるよう、社内保育室を開設しました。仕事と家庭が両立できるよう、男性の育児参加にも積極的に取り組んでいます。
昨年、試験的に導入した週休3日制は、今年も7~8月に行います。
14年からはノー残業に取り組み、現在、直接部門を除く社員の大半が定時に退社しています。
昨年、奨学金を返済している社員に、返済の一部を援助する制度も創設しました。
\東広島の凄い企業をまとめて紹介!/
2017年4月27日
広島大生がジャム店をオープン
東広島市西条本町、酒蔵通りの「まちなか商店」で広島大生の杉田奏子さんが「奏2017」をオープンした。若者の起業を支援するコンサル業の榎本知己さんが店の代表としてサポートし、来年の3月まで1年間営業する。
大崎上島や三次の平田観光農園、豊栄のトムミルクファームなどの手作りジャム40種以上を買い取り、販売。ほかにも、賀茂泉の酒粕を使った鯖寿司や豊栄の自社農園で栽培した椎茸が原料の鰹ふりだしなど東広島の特産品も取り扱っている。
将来起業を目指す杉田さんは「これからまだまだ内装にもこだわりたいし、イベントも考えています」と話している。
広島の島と山と酒蔵の香りを奏でるお店 奏2017
●東広島市西条本町7-23
●営業日/土・日・祝
●営業時間/10:00~15:00
2015年3月26日
就職ガイダンスで メークアップ講座
就職ガイダンスinひがしひろしまが3月9日、東広島運動公園サブアリーナで行われ、平成28年3月卒業見込みの大学生や専門学生88人が参加した。企業は48社。東広島市雇用対策協議会が主催。
説明会の前には、女性を対象にした「リクルートメークアップ講座」も開かれ、9人の学生が参加。熱心にメモを取りながら話を聞いていた。同ガイダンスで講座が開かれるのは初めて。受講した県立広島大学の富田幹子さん(21)は「普段あまり化粧をしないので、とても参考になった」と笑顔だった。