

2018年5月24日
【東広島の企業紹介】高い技術力!自動車部品メーカー『株式会社オンド』
東広島で就職ってどこですればいいの?そもそも東広島に就職できるところってあるの?
そんな学生の皆さんへ東広島の企業を紹介!
今回紹介する東広島の企業は
工学部必見!高い技術力誇る自動車部品メーカー
「株式会社オンド」
1947年創業。70年以上も続く歴史のある会社です。
自動車部品などに使われるボルトやナットの製造が出発点。
現在は、カーブを曲がる際のスムーズな走行を補助するデファレンシャル(以下デフ)や、エンジンの振動を抑制するエンジンバランサーなど自動車のパワートレイン部品が売上高の約8割を占めています。このほか、ボディーの部品やプレス部品なども生産しています。
マツダやアイシン・エイ・ダブリュといった自動車メーカーや、自動車部品メーカーが主な取引先。
他の部品メーカーにはない強みは、 パーツ単体ではなく、複数が組み合わされたユニット(構成部品)で、製品を納入できること。
2013年の「第5回ものづくり日本大賞」では、高強度と小型軽量化を実現したデフユニットを開発したことが評価され、特別賞を受賞した。その高い技術力は、マツダから大きな信頼を勝ち取り、デフユニットの全量をマツダに供給できる礎となった。
また、海外にはタイと中国に製造拠点がある。マツダは、2023年度の世界販売台数を現在より2割多い200万台とする目標を掲げているそう。
特に生産面は海外を中心に増やしていく計画だ。栗栖社長は「マツダさんが海外でトランスミッション(変速機)を組み立てているのはタイだけ。今後、タイ工場の果たす役割は、大きくなる」と話す。
これらのことを視野に入れ、2022年の売上髙は、現在の4割増となる約1000億円前後を見込む。
「ユニット供給できる強みを伸ばしながら、常に新しい商品開発に取り組んでいく。自動車業界でデフといえば、オンドと言ってもらえるようなオンリーワンの会社を目指していきたい」と栗栖社長は語った。
求めるのはポジティブな人材
新しい時代を見据え、新卒者の採用はもちろん、中途採用にも積極的に取り組む。
社員の採用と並行して、女性の職場環境の改善にも意欲的だ。
社員数は、2017年12月時点で1438人(非正規含む)。グループを合わせると2000人を超える。栗栖哲成社長に、採用条件や会社のカラーなど就活のヒントになることについて話を聞いた。
新卒者は、自分で物事を考え、自分でチャレンジできるような、常に〈自分発〉のポジティブな気持ちを持った若者です。そのような思いを持っていれば、国籍は問いません。
実際に留学生も採用しています。海外業務の増加で、英語が得意な人は歓迎しますが、必ずしも採用条件ではありません。
中途者も求めるのは前向きな人材です。給与面では、経験を加味しながら、同じ世代の社員と近くなるよう配慮しています。
一般的には、現場の作業は重労働と思われがちですが、そんなことはありません。オンドが扱う商品は小型で、持ち運び作業などは機械化も進んでいます。
むしろ、機械のメンテナンスや、製品の目視検査などは、きめの細かい女性の方が優れている面もあります。
ただ、全従業員に占める女性社員の割合は、まだ1割に至りません。女性の働きやすい環境を整えていくのは喫緊の課題だと認識しています。
現在、育児休業制度や、育休後の短時間勤務などを取り入れていますが、計画は緒に就いたばかり。これから、企業内保育所の整備など、具体的な目標を定めていきたい、と思っています。
仕事のプロセスや時間管理がきちんとしていることから、質実剛健的な会社かな(笑)。社員教育や、福利厚生がしっかりしているのも特徴です。
東広島市内の事業所では従業員数はトップテン内に入るでしょうね。八本松東工場と合わせ市内の2工場では、700人前後が勤めることになります。
東広島での存在価値は高い会社であることを、全社員で共有し、東広島市と一緒に成長できる会社に、と思っています。
※取材日2018年5月
\東広島の凄い企業をまとめて紹介!/
2018年4月12日
【東広島の企業紹介】技術開発が発展の原動力『株式会社サタケ』
東広島で就職ってどこですればいいの?そもそも東広島に就職できるところってあるの?
そんな学生の皆さんへ東広島の企業を紹介!
今回紹介する東広島の企業は
技術開発が発展の原動力
「株式会社サタケ」
1896(明治29)年創業。創業者の佐竹利市が日本で初めての動力式精米機を開発したことが始まり。
以来、時代とともに変化する顧客のニーズに応えながら成長を続けてきました。今や食品加工機械の世界トップメーカーとしての揺るぎない地位を確立しています。
現代表の佐竹利子氏は4代目。利市(故人)が種をまき、二代目・利彦氏(故人)が幹を育て、3代目・覚(故人)が枝葉を付けてきました。
いつの時代にあっても、経営者と社員が「サタケ精神」である、「何事にも挑戦し、謙虚に学び、改善・改革する」という姿勢を持ち続けてきたことが、会社の発展の礎になった、といいます。
精米機で始まった米の加工技術の分野では、現在では、収穫から調製加工、精米、計量包装までの全ての工程で使用される機械を生産。
米の加工技術を応用した小麦製粉や食品分野の他、環境機器や産業機械の分野にも進出している。
米の消費量が減少傾向にある中で、消費者には「安全・安心・美味・健康」を、生産者には「利益が出せる提案」を心掛けています。
消費者サイドに目を向けた商品では、2008年、GABA(ギャバ)生成装置を開発し、「ギャバライス」を手掛けました。
「お米の力で元気な人を創る」というフレーズで玄米に含まれるギャバという栄養成分に着目。そのギャバを白米に浸透させ、栄養と食味を両立させた「ギャバライス」を世界で初めて市場に送り出しました。
現在、東広島市や東京都、ハワイなどに直販店舗を持ち、普及に躍起しています。
サタケが持つ穀物加工や商品開発マネジメントのノウハウを農家と共有することで、付加価値の高い農業を生み出し、持続可能な農家を実現していくのが狙いです。
サタケの発展を支えてきた原動力になったのは、技術開発だ。研究・開発部門には、広島だけで約300人が従事。現在までに3000件を超える特許を取得しています。
今年で創業124年目。東広島に本社を持つ企業として、「東広島でリーダーシップの取れる企業に」と松本経営企画室長。今後は、中小の顧客が利益を出せるよう、付加価値が高い安価な商品の開発に努める。
サタケグループの社員数は世界で約2700人。
毎年、新卒者を採用しながら、誰もが働きやすい環境づくりに取り組んできました。
経営企画室長の松本和久さんに、サタケが求める人材や、進めてきた働き方改革などについて話を聞きました。
求めているのは、「コミュニケーション」「クリエイション」「チャレンジ」と、英語力です。英語表記の頭文字を取り、「3C」プラス「E」と呼んでいます。
英語が話せないと入社できないわけではありませんが、サタケの海外での展開を強化していく上で、英語力は不可欠となります。
入社2年目以降の若手社員を対象にした社内大学です。年間に10日程度、田植えや稲刈りなどの農業を体験したり、人間学や財務 などを学んだりします。
一次産業の苦労を知り、人間の幅を広げてもらうのが目的です。将来的には、一般のお客様向けの講座も開設したいと思っています。
サタケには「会社をとりまくすべての人々を幸せにする」という基本方針があります。この方針に基づいて、社員と家族が幸せになるような環境の整備に努めてきました。
働き方改革というと、今、流行語のようになっていますが、サタケでは10年前から取り組んでいます。
2004年には、社員が 仕事と育児を両立できるよう、社内保育室を開設しました。仕事と家庭が両立できるよう、男性の育児参加にも積極的に取り組んでいます。
昨年、試験的に導入した週休3日制は、今年も7~8月に行います。
14年からはノー残業に取り組み、現在、直接部門を除く社員の大半が定時に退社しています。
昨年、奨学金を返済している社員に、返済の一部を援助する制度も創設しました。
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