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【広島大学 輝く学生にズームイン】広島大硬式野球部

2022年7月27日

【広島大学 輝く学生にズームイン】広島大硬式野球部

広島六大学のリーグ戦優勝が目標
主体性を持ち練習に打ち込む

 過去、春3回(全日本大学野球選手権)、秋2回(明治神宮野球大会)の全国大会出場経験を持つ広島大硬式野球部。全国舞台につながる広島六大学野球の春季・秋季リーグ戦の優勝を大きな目標に掲げながら、練習に打ち込んでいる。

 現在の部員数は学部生の57人。練習は週に6日で、全体練習の後、それぞれが自主練習に取り組む。監督は勤務の関係で、週末しか指導できないため、学生たちが練習メニューを考える。学生が主体性を持って練習に取り組むのは、広島大の伝統だ。幹部の3年生を中心に週に1回、ミーティングを行い、下級生やポジションごとの意見をくみ取りながら、1週間の練習内容を決める。

 フィジカル面で、選手をサポートしているのが東広島市内でトレーニングルームを開設している高島誠さん。選手たちは、メジャーリーグ球団でトレーナーを務めた経歴を持つ高島さんのもとに、投手陣全員と野手の一部が、週2回通い、故障を予防する強い体作りに励んでいる。また、今年6月からは、元広島カープ監督の野村謙二郎さんが、広島大スポーツセンター客員教授に就任。それに合わせ野球部のアドバイザーになり、選手を支える。

 近年の広島六大学野球は、甲子園出場組や強豪私学高出身者が揃う近大工学部と広島経済大の2強時代が続く。広島大は、2018年春のリーグ戦を制したのを最後に優勝から遠ざかる。今年の春のリーグ戦では、不本意な4位に終わった。当然、8月下旬から開幕する秋のリーグ戦は、春を上回ることが最低目標だ。

 リーグ戦は、6大学が総当たりで戦い、各カードで、先に2勝をした大学に勝ち点が与えられる勝ち点制で競う。選手たちが意識するのが対戦カードの初戦を取ることだ。紅林輝希主将(教育学部3年生)は「第1戦に勝てば、気持ち的に優位に立てる。おのずと良い順位が見えてくる。チームの力で2強に食らいついていきたい」と強調する。

 その初戦のマウンドを担うのが、多彩な変化球で打者を翻弄(ほんろう)する主戦の平田宗一郎さん(総合科学部3年生)だ。「長打を打たせない投球を心掛け、結果を出したい」と意気込む。

主戦の平田宗一郎投手
主戦の平田宗一郎投手

 今のチームには、甲子園出場経験者はいない。それでも、「能力の高い選手が集まり、近年では一番強い。優勝争いに絡んでいきたい」と学生コーチを務める竹内空さん(大学院人間社会科学研究科)は言い切る。

4番を務める奥成航太選手
4番を務める奥成航太選手

 秋のリーグ戦は、4番を務める奥成航太さん(教育学部)ら力のある4年生が主力として残るのも、チームを後押しする。もちろん、控えの選手も虎視眈々(たんたん)とレギュラーの座をうかがい、チーム内に競争意識を植え付けている。外野手の中島悠輝さん(工学部3年生)は「秋は多くの試合に出て経験を積みたい」と目を輝かせる。

 秋のリーグ戦で勝ちグセを付け、リーグの常勝軍団へ―。選手たちが思い描く青写真だ。

※プレスネット2022年6月30日号より掲載

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2019年2月28日

広島大学体育会応援団 
目指すはスーパーエリート団体(松本) 
広告塔として大学を有名にする存在に(松原)

応援団第26代団長兼リーダー部主将
松本 崚平 MATSUMOTO RYOUHEI

 兵庫県出身。三田学園高卒。中高時代は弓道部で活躍。応援団には「先輩の男気にほれ」入部。理学部2年生。

応援団チアリーディング部主将
松原 美由 MATSUBARA MIYU

 香川県出身。坂出高卒。中高時代は吹奏楽部。習い事でダンスをしていたこともあり、応援団に入部。教育学部2年生。

■創部35周年

松本 創部は1984年。当時、県内の大学には広修大と広経大に応援団があり、広島6大学野球のリーグ戦などで活躍していました。そのことをうらやましく思っていた広島大野球部員で体育会幹事長だった人が、「うちの野球部にも力を与えて」と、高校時代に応援団経験のあった角島誠さん(現鶴学園勤務)に白羽の矢を立て、応援団がつくられたと聞いています。途中、部員不足で途絶えた時期もありましたが、何とか復活させ今に至っています。現在、応援団には、学ランを着るリーダー部と、チアリーディング部があり計11人で活動しています。

■覇気ある学風の樹立と高揚

松本 応援団のスローガンです。ざっくりいうと応援やパフォーマンスで広島大を盛り上げようというこ と。広島大で頑張っている学生は、スポーツ競技をしている学生だけではありません。文化系のサークルで活躍している学生もいますし、学会で研究論文を発表する先生もいます。スローガンからいうと、そういう人たちを盛り立てるのも応援団の役割かなと思っています。

■活動

松本 基本的にはチア部と一緒に活動しています。野球部など体育会に所属する部の試合応援をメインにしながら、ゆかたまつりや入学式などの学内行事や、各種団体・企業のイベントなどに出演し、応援パフォーマンスを行っています。

松原 チア部は昨年復活し活動を再開。応援団の活動は週3日なので、勉強やバイトとの両立も可能です。

▲学内のゆかた祭りでパフォーマンスを披露する応援団
■魅力

松本 僕らの応援団には伝統がありません。つまり求められれば何をやってもいいのが魅力かなと思っています。自由な雰囲気なので、理不尽な上下関係など、応援団の古くさいイメージも一切ありません(笑)。

松原 チアには、チアダンスの他に、組体操のようなスタンツもあります。ダンスが得意な人はダンスで輝けますし、逆にスタンツが得意な人はスタンツで輝けます。

■これからの夢

松本 活動を通して、もっともっと広島大の知名度を上げるのが目標です。そのためには、応援団の認知度を高めることが大切。もっと部員を増やし、東京農大応援団の大根踊りのような、広島大独特のパフォーマンスをつくりたいと思っています。目指すはスーパーエリート団体です。

松原 活動を安定させるためにも、部員を増やしたいです。広島大の広告塔というか、大学を有名にしていく存在になれれば、と願っています。

▲結成35周年を迎えた応援団

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2018年8月30日

広島大学 輝く学生にズームイン! 
齋原みず稀さん(女子サッカー部)

なでしこリーグ特別指定選手に

▲広島大女子サッカー部の齋原みず稀さん

 女子サッカー部の齋原みず稀さん(20)(教育学部3年)が今年7月、日本サッカー協会・なでしこリーグの特別指定選手(※)に認定された。大学に在籍しながら、なでしこリーグの試合に出場する。齋原さんは「(なでしこリーグで)自分の力がどこまで通用するのか、試したい」と目を輝かせる。

日本代表見据え決意新た

 齋原さんは広島市安佐南区出身。サッカーを始めたのは、小学2年生のときで、「男子と一緒に遊ぶことが多かった」ことから、自然とサッカーに親しんだ。小学生のときからFW(フォワード)として活躍。中学校、高校と広島のクラブチームに所属、メキメキと力を付けた。

 高校時代はアンジュヴィオレ広島に所属。1年生のとき中国リーグで得点王に輝き、クラブの優勝に貢献。クラブをチャレンジリーグ(現なでしこリーグ2部)に昇格させる原動力になった。その活躍が評価され、U-17の日本代表に選ばれた。

▲男子中学生チームと練習試合に臨む齋原さん。持ち味は、どんな状況からでも打てる右足からのシュート

大学では、文武両道を掲げながらサッカーに打ち込む。インカレ出場が大きな目標だ。併せて、なでしこ リーグ2部に所属するバニーズ京都FCの選手としてもスタートを切った。なでしこリーグには、既に2試合に出場。1試合目は不安があったが、2試合目は自信を持ってピッチに立てた、という。「大学の活動と両立させながら、高いレベルのなでしこリーグで、いろいろなことを吸収したい」と力を込める。

武器は鋭いシュート 

 171cm、62キロ。フィジカルの強さとスピードを生かした、鋭いシュートと裏を抜け出す縦への突破力が武器だ。FWとして「1試合1得点」を最低限の目標に見据えながら、試合に臨んでいる。「FWの魅力は、自分の想像力を働かせて、ゴールをこじ開けられること。その意味で、自分の想像を超えたプレーをする、アルゼンチン代表のメッシ選手は憧れの存在」とほほ笑む。

▲アンジュヴィオレ広島時代の齋原さん

2019年と23年には女子ワールドカップが、20年には東京五輪が開かれる。「高1のときに経験した〈日本代表の景色〉は忘れられない。日の丸を背負って戦う経験は、何物にも代えがたい。上〈フル日本代表〉を目指して頑張りたい」。大舞台での活躍を夢見ている。

広島大女子サッカー部・長谷川博監督の話

 「身体的な強さとスピードが彼女の強み。トラップやドリブルなど高度なテクニックを兼ね備え、特に、右足からのシュートはどのような状況でも打てる。今後の課題はメンタル面を強化することと、高いコミュニケーション能力を培うこと。広島大が求める人物像とも一致する」

※なでしこリーグ特別指定選手制度 サッカー選手として最も成長するユース年代に、組織の垣根を越えて、個人の能力に応じた環境を提供する制度。日本サッカー協会女子委員会の認定を受けた選手が、所属チーム登録のまま、なでしこリーグ加盟チームで活動、その試合に出場することができる。

▲広島大女子サッカー部員と。「9」が齋原さん

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