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広島大学 輝く学生にズームイン! 
齋原みず稀さん(女子サッカー部)

2018.08.30

なでしこリーグ特別指定選手に

▲広島大女子サッカー部の齋原みず稀さん

 女子サッカー部の齋原みず稀さん(20)(教育学部3年)が今年7月、日本サッカー協会・なでしこリーグの特別指定選手(※)に認定された。大学に在籍しながら、なでしこリーグの試合に出場する。齋原さんは「(なでしこリーグで)自分の力がどこまで通用するのか、試したい」と目を輝かせる。

日本代表見据え決意新た

 齋原さんは広島市安佐南区出身。サッカーを始めたのは、小学2年生のときで、「男子と一緒に遊ぶことが多かった」ことから、自然とサッカーに親しんだ。小学生のときからFW(フォワード)として活躍。中学校、高校と広島のクラブチームに所属、メキメキと力を付けた。

 高校時代はアンジュヴィオレ広島に所属。1年生のとき中国リーグで得点王に輝き、クラブの優勝に貢献。クラブをチャレンジリーグ(現なでしこリーグ2部)に昇格させる原動力になった。その活躍が評価され、U-17の日本代表に選ばれた。

▲男子中学生チームと練習試合に臨む齋原さん。持ち味は、どんな状況からでも打てる右足からのシュート

大学では、文武両道を掲げながらサッカーに打ち込む。インカレ出場が大きな目標だ。併せて、なでしこ リーグ2部に所属するバニーズ京都FCの選手としてもスタートを切った。なでしこリーグには、既に2試合に出場。1試合目は不安があったが、2試合目は自信を持ってピッチに立てた、という。「大学の活動と両立させながら、高いレベルのなでしこリーグで、いろいろなことを吸収したい」と力を込める。

武器は鋭いシュート 

 171cm、62キロ。フィジカルの強さとスピードを生かした、鋭いシュートと裏を抜け出す縦への突破力が武器だ。FWとして「1試合1得点」を最低限の目標に見据えながら、試合に臨んでいる。「FWの魅力は、自分の想像力を働かせて、ゴールをこじ開けられること。その意味で、自分の想像を超えたプレーをする、アルゼンチン代表のメッシ選手は憧れの存在」とほほ笑む。

▲アンジュヴィオレ広島時代の齋原さん

2019年と23年には女子ワールドカップが、20年には東京五輪が開かれる。「高1のときに経験した〈日本代表の景色〉は忘れられない。日の丸を背負って戦う経験は、何物にも代えがたい。上〈フル日本代表〉を目指して頑張りたい」。大舞台での活躍を夢見ている。

広島大女子サッカー部・長谷川博監督の話

 「身体的な強さとスピードが彼女の強み。トラップやドリブルなど高度なテクニックを兼ね備え、特に、右足からのシュートはどのような状況でも打てる。今後の課題はメンタル面を強化することと、高いコミュニケーション能力を培うこと。広島大が求める人物像とも一致する」

※なでしこリーグ特別指定選手制度 サッカー選手として最も成長するユース年代に、組織の垣根を越えて、個人の能力に応じた環境を提供する制度。日本サッカー協会女子委員会の認定を受けた選手が、所属チーム登録のまま、なでしこリーグ加盟チームで活動、その試合に出場することができる。

▲広島大女子サッカー部員と。「9」が齋原さん

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