

2016年3月28日
広島大の学生団体が解散式
東日本大震災の被災地で復興ボランティアを続けてきた広島大の学生団体「OPERATION(オペレーション)つながり」が3月21日、活動にひと区切りをつける「解散式」を開いた。
これまで活動に参加した卒業生や支援者など61人が集う中、震災復興ボランティア事業部長の教育学部4年の笠井礼志さん(23)たちが活動の歩みなどを報告。2011年9月から今年2月まで12回、延べで約270人の学生が宮城県を中心に活動、仮設住宅で被災者と交流会を開くなど心の交流を続け、信頼関係を築いてきた。
解散式後は仮設住宅で仲良くなった被災者から届けられた宮城県産のお米と、宮城県産の献上海苔で作ったおにぎりをほおばりながら、5年間の活動の思い出などを語り合った。OB・OG会の発足も決定した。
2016年1月20日
途上国に中古義肢を 学生84人が活動
東広島市黒瀬学園台の広島国際大学東広島キャンパスで義肢装具学を専攻している学生84人が、発展途上国に修理した中古義肢を届けるボランティア活動を進めている。
学生の一人が、奈良県でアフガン内戦の負傷者らに中古義足を提供していたNPO法人「アフガニスタン義肢装具支援の会」と交流があったことがきっかけ。同会の活動が、アフガニスタンの情勢悪化で続けられなくなったことを聞き、中古義足を受け入れ、同様の活動を同大で行おうと始まった。
学生は放課後や土曜日に教室を借り、部品の洗浄や組み立てを行っている。部品の整備で実際の義足を扱うことで、仕組みが分かり、学びにもつながっているという。代表の同大総合リハビリテーション学部リハビリテーション支援学科義肢装具学専攻3年の山田茜音さん(21)は「出来るだけ部品を無駄にしないよう心がけ、学生同士で協力し、工夫しながら作業している」と話していた。
(小林)
2015年8月19日
金属3Dプリンターの技術や活用法を学ぶ 近大工学部がセミナー
東広島市高屋うめの辺の近畿大学工学部はこのほど、金属3Dプリンターの技術を紹介する「第1回次世代ものづくり技術セミナー」を行った。企業関係者に最先端の技術や活用方法について知ってもらい、産業の活性化を図ることが狙い。企業の技術者や工学部の学生ら116人が参加した。
3Dプリンターを活用している3企業の担当者が講演し、自動車部品の製造やインプラント部品の製造などへの応用について説明した。
同大の次世代基盤技術研究所が導入している金属3DプリンターはドイツのSLM社製の最新型で、講演後には見学会が行われた=写真。
同大の京極秀樹教授は「東広島市はものづくりが盛んな地域。金属3Dプリンターについて知ってもらうことで地域の産業の発展に寄与できれば」と話していた。(小林)
2015年8月19日
イベント通して地域と交流 広島国際大学
東広島市黒瀬学園台の広島国際大学はこのほど、同市黒瀬町丸山の黒瀬児童館で小学生と幼児を対象にゲーム大会を行った。同大医療福祉学部の学生が中黒瀬住民自治協議会のメンバーらと協力し行っているプロジェクト「地域がキャンパスin中黒瀬」の一環。
同プロジェクトでは、学生が地域の子どもや高齢者、障害者などが集まるイベントに参加。企画・運営を行い、地域住民とのふれあいを通して、地域福祉とは何か実践的に学ぶことを目指している。
学生17人はピンボウリングやミニバスケットなどのゲームコーナーを設け、ゲームの説明や進行を通して、児童やその保護者ら約90人と交流した=写真。
参加した同学部3年の奥森未月希さんは、「信頼できる仲間に恵まれて、無事に終えることができた」と話していた。 (小林)
2015年6月23日
広島大と中国の大学 共同で大学院を設置
広島大(越智光夫学長)は中国北京市の首都師範大(宮輝力学長)と国際共同大学院プログラムを進めることを決め、4月15日、広島大学東広島キャンパスで合意書調印式を行った。
同プログラムは、首都師範大の学士課程で日本語や日本文化を学んだ中国の学生を対象に行われ、修士課程を首都師範大で1~2年、広島大に来て1~2年学ぶことで双方の学位が取れる「ダブルデイグリー」を行う。
その後、博士課程へ進む学生には広島大で教育を行う。両国の文化・習慣にも精通した優れた研究者の育成が目的。2015年中の学生募集を目指している。
広島大は、これまでに首都師範大に「広島大学北京研究センター」を設置するなどの交流があった。越智学長は式のあいさつで「この先広島大学の学生も首都師範大学で学位が取得できるようにしていきたい。両大学が世界で羽ばたく大学にしたい」と話した。 (西村)
2015年4月11日
広島大・越智学長が就任 「世界に発信する力付ける」
広島大学の越智光夫学長(62)の就任式が4月2日、東広島市鏡山の同大学東広島キャンパスで行われた。越智学長は約190人の教職員を前に「知を創造する世界トップレベルの総合研究大学を目指す。これまでの経験を生かして大学運営資金の獲得を一層積極的に行い、100年後にも世界で光輝く大学となるため広島大学改革構想を実現したい」とあいさつ。
記者会見では「世界から教授や知識人を招き、留学生を受け入れて、学生がより国際的に発信できる力を持てるよう取り組みたい」と抱負を語った。 (西村)
2015年1月22日
大学入試センター試験 東広島では2会場で実施
大学入試センター試験が1月17〜18日、全国の690会場で行われた。志願者数は55万9132人。広島県の志願者は1万4900人。
県内の試験会場のうち、東広島市では同市鏡山の広島大学と同市高屋うめの辺の近畿大学工学部で実施。
1日目は地理歴史・公民、国語、外国語。2日目は理科、数学に挑んだ。
両会場とも、天候や交通機関の乱れ遅刻などはなく、全日程を終了した。(橋本)