2019年2月7日
近大工学部 大学生が市の公共事業に参加
東広島消防署高屋分署の新築 長期実践型インターンシップで
東広島市と近畿大学工学部が共同で実施する長期実践型インターンシップがこのほど始動した。建築学科2年生22人が、大学近くに2021年開署予定の東広島消防署高屋分署の新築事業に参加し、設計から工事完了までの一連の実務に携わる。公共施設の新築事業にインターンの学生が参加するのは初めての試み。市では「若い学生の知恵と知識を生かし、地域に愛される建物になれば」と期待している。
学生は、設計者らと設計に関する意見交換や建築模型の制作などを行い、建物の名称看板や室名表示などのデザイン設計に取り組む。また、工事現場に立ち会い、工事関係者らとの会議に出席し、実践的な職場体験を通して知識や技術を習得していく。
1月24日には市役所で開始式が開かれ、同大の旗手稔工学部長とプロジェクトに参加する学生が出席した。高垣広徳市長は「さまざまなステージで学生のアイデアをもらい、皆さんの記憶に残るような建物に」と激励。
学生代表の小林広樹さん(23)は「参加している学生みんなで一丸となり、さまざまな技術やノウハウを吸収していきたい」と意気込んだ。
(茨木)