2022年1月22日
土鍋割れに注意の巻
みなさんこんにちは。
真冬も真冬で、
最近ではほぼ毎日雪が降っていますね。
あ、どうもYonYonです。
こんな寒い時食べたくなるものとして
皆さんは何を思い浮かべますか?
カレー?シチュー?豚汁?おしるこ?
まあ色んな声は聞こえてきそうですが、
今回はお鍋についてです。
おっと、お鍋についてもといっても、
人気のお鍋ランキング〜!なんて
楽しげなものではありません。笑
今回は我が家のお鍋さんに訪れた悲劇を
お送りいたしまして、
そうならないための予防策を
一緒に考えて行きましょう。笑
驚くことなかれ。聞いてください。
我が家の鍋に起きた悲劇を。
友達と5人で鍋を食べようと、
キッチンで豆乳鍋をグツグツとYonYon。
出来上がって、さあ、
コタツの机へと歩きます。
そ〜っとおいて。
その途端に。
お鍋がいきなり二つにぱっか〜ん。
中の汁がサーっと広がり、
コタツ布団にスーッと浸食。
一瞬の事すぎて、
私には理解できませんでした。。。
そ〜っとおいたのに。。。
そこからは慌てて机を拭いて、
こたつを拭いて…
でもお鍋は元の姿には戻りません。
肝心のお鍋さんの写真はこちら!!
こちらではあたかも何もなかったのに
いきなり破れたかのように
書いてしまいましたが、
実は予兆はありました。
ここ2回くらい前から、
お鍋にうっすらと線が入っていました。
そしてそこからたまに
1滴汁が溢れるようなことがありました。
こう聞いていると
土鍋ってヒビ入るし長持ちしないし、
全然いいものでは無いのかな?って
思う方も多いと思います。
僕自身も含めて、
そう決めつけてしまう前に、
なぜそうなっているのかを知ろうと
思いました。
そうするとヒビが入る理由は
以下が多くあるそうです。
ここでは土鍋の対象物として
鉄鍋を考えます。
土鍋は鉄鍋と比べて、
粒子サイズで注目したときに
一つ一つの粒子の間の隙間が大きく、
粒子同士の密度が疎になっています。
そしてお鍋の専門家の間では
この隙間の穴を「目」と呼びます。
一般的に土鍋を使う際には
この「目」を埋めておかないと、
鉄鍋に比べて亀裂が入りやすくなって
しまう特性があります。
この「目」は一概に悪いものと言えず、
この「目」から空気の交換が程よい具合で
行われることで鉄鍋にはない深い味わいを
作ることができるものとも
言えるのですから。
要はこの目が広がることが良くないんです。
その対処方法を
以下で詳しくお伝えいたします。
まず「目止め」とは鍋や器のひび割れや
それに伴う水漏れや匂い移りを防ぐために
事前にしておく処理を指します。
そして「目止め」の目とは
先程ご紹介させていただいた
土鍋特有の穴のことを指し示します。
また、この穴を埋めることを
専門家の間では「止める」といい、
名詞として「目止め」と呼ばれています。
以下で具体的な目止めの手順を
お伝えします!
画像はYouTubeで動画を上げてらっしゃった
「かわしま屋 Well Being-健康の作り方-」
さんから引用させていただいています。
まず最初に
水と小麦粉(または片栗粉)を準備します。
水は鍋の8分目くらいの量にして、
小麦粉はその10%小の量を用意します。
続いて水に小麦粉を加えて、
ダマにならないようにかき混ぜます。
そして弱火でじっくりと温めて行きます。
しっかりと温まったら冷まします。
冷めたら中の液体を捨てて、水洗します。
その後水気をしっかりと
取ってあげて下さい!
天日干しすると
効果がさらにあるみたいです!
これで目止めの作業が完成します!!
これについては急加熱・冷却は
してはいけないと書かれている記事は
多いのですが、
理由がしっかりと書かれていないので、
ここではしっかりと書いておきます。
考えられる理由として、急な温度変化は
土鍋内の急な体積変化を起こします。
この体積変化によって、
土鍋内外の圧力にズレが見られるために、
どちらかの方向に力がかかって
割れやすくなってしまうものだと思います。
また、急加熱の場合は
土鍋内の空気が膨張することと、
温まった空気が「目」を通して
土鍋外の空気との入れ替わりを
急速に行うために、
「目」の周りに大きな圧力がかかってしまい
割れやすくなるのだと考えられます。
結局は急な加熱や冷却を避けるように
意識すれば問題はありません。
今回は私自身に起こった
お鍋の悲劇から始まり、
皆さんがお鍋を楽しむための
方法まで語りました!
今後も冬を乗り切るために
欠かせないお鍋を、
しっかりとしたお手入れで
守って行きましょうね!
それでは。