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【東広島の企業紹介】一貫生産で総合的な技術力を確立「マイクロテクノ」

2021.03.15

東広島で就職ってどこですればいいの?そもそも東広島に就職できるところってあるの?
そんな学生の皆さんへ東広島の企業を紹介!

今回紹介する東広島の企業は
一貫生産で総合的な技術力を確立
「マイクロテクノ」

マイクロテクノとは

マイクロテクノ_外観

2021年6月で創業50年の節目を迎える自動車部品メーカー。創業以来、精密加工分野で技術を磨いてきた。

その培ってきた技術で、大手メーカーとの一次サプライヤーとして、確固たる地位を得ている。 

 

ロータリーエンジン実用化に大きく貢献

マツダの代名詞ともいわれるロータリーエンジン。マイクロテクノは、ロータリーエンジンの中核部品となる「アペックスシール」製造の専門工場として、1971年に設立した。

アペックスシールは、ロータリーエンジンのガスシールの一つ。三角形のローターの各頂点に設置されている。
ロータリーエンジン作動室の気密を保持し、圧縮、燃焼の機能を発揮させる重要な部品。
このアペックスシールがなければ、ロータリーエンジンの実用化はありえなかったといわれている部品だ。

樫平隆男取締役は「アペックスシールの製造で培った精密加工の技術は、会社が発展する礎になった」と振り返る。


一貫生産を武器に確固たる技術を確立

1981年には、主力製品となる、AT(オートマチック)車の変速機内の油圧や油量を制御するソレノイドバルブ「スプール・スリーブ」の生産を開始。精度の高い技術は、顧客の信頼を得ることにつながり、マツダの子会社(当時)ながら、マツダ以外にも、取引を拡大していった。

転機になったのは、2005年。スプール・スリーブの製作を、切削加工、研削、表面処理まで自社内で一貫生産できる体制を整えたことだ。

マイクロテクノ_内観
仕上げ工程のライン

樫平取締役は「問題が生じたとしても、どの工程でどう対処すればいいのかが分かるようになった。一貫生産で総合的に技術力を持つことができ、大きな強みになった」と胸を張る。

一貫生産は、コストの削減と品質の向上につながったことはもちろん、大手メーカーの高い要望にも応えられる動機付けにもなった、という。
例えば、微細加工の技術は、ミクロン単位まで対応が可能になった(ちなみに1ミクロンは1000分の1mm)。

 

マイクロテクノが手掛ける主な製品

スプール・スリーブ

マイクロテクノ_スプールスリープ
写真手前がスプール・スリーブでAT車の制御機能を保証する中枢となる部品(奥はフェーエルレール)

フューエルレール部品

マイクロテクノ_フェーエルレール
ガソリンなどの燃料をインジェクター(燃料噴射装置)へ安定して供給する部品。マツダ車のスカイアクティブエンジン用に製造


アジアへの進出  今後の目標

14年には、ベトナムに子会社を設立。海外で唯一の工場となるベトナム工場を建設し、グローバル化への第一歩を踏み出した
19年には、工場を2.5倍に拡張し、スプール・スリーブの量産を始めた。マツダがタイに構える工場への納品の他、ベトナムの大手メーカーとの取引が始まったからだ。
樫平取締役は「ベトナムを拠点に、アジア圏を含めた、さまざまな国に市場を拡大していきたい」と話す。

20年3月期の売上高は約53億円。そのうちマツダ向けが6割を占める。現在はマツダが50%を出資するトーヨーエイテック(広島市)の子会社だ。「さらに新規の受注拡大に努め、マツダグループ以外の取引を開拓していきたい」と樫平取締役。

自動車業界は電動化への対応も迫られる中、樫平取締役は「マイクロテクノならではの一貫生産の強みを、電気自動車にも生かしたい」と力を込める。

 

採用について樫平隆男取締役に聞いてみた

自動車部品を製造するマイクロテクノ。2021年2月28日現在、180人(男性109人、女性71人)の従業員が働いている。

樫平隆男取締役に、採用計画や社風などについて聞いた。

マイクロテクノ_社長

 

―採用計画については

今年は大卒2人、高卒2人の計4人の新卒者を迎えます。毎年、大卒、高卒とも若干名ずつの採用を計画しています。求めているのは、意欲の高い人。

私たちの業界は業務が幅広く、深掘りができないと、交渉もスムーズに運びません。また、現場では作業効率が求められます。このため、常に向上心を持って自ら考え勉強できる人を、採用条件の大きなポイントに挙げています。
中途採用も不定期に行っています。求めているのは即戦力となる人材です。

 

―女性社員の割合が高いですね

社員の約4割が女性で、製造業では高い方でしょう。理由は、きめ細かな仕事が多く、女性も男性と同じように仕事ができるからです。

一例が最終製品を出荷する前に行う全数検査。機械でもチェックしますが、機械が判別できないようなキズは、人の五感を頼りにした丁寧な作業になります。


―社風は

部署間や年齢間の垣根がなく、風通しが良いことですね。事務系の職場はワンフロアで仕切りはなく、社長室や役員室もありません。

一般の社員が役員と同じ部屋で普通に仕事をします。双方がダイレクトに声を掛けられることで、トップダウンやボトムアップをスムーズに進めることができます。

年齢間にも垣根はありません。社員の平均年齢は36歳です。若い職場なので、ぎすぎすした雰囲気はありません。

マイクロテクノ_社員

特に現場では、若いリーダーが多く、入社数年以内の社員が相談しやすい環境が整っています。

 

―経営理念は

《人間尊重を基本とし、全員参加で創意工夫により、高品質で広く社会に貢献する》を掲げています。平たく言えば、二つの意味があります。

一つは、目まぐるしく変わる時代の中で、お客さまの要望により早く応えるために、日々技術開発を行っていくということ。

もう一つは、従業員が働きやすい環境づくりに向け、さまざまな施策に全社一丸で取り組んでいくこと。従業員が笑顔で誇れる会社にならなければ、会社は続かないという信念があるからです。

 

沿革
1971年 アペックスシールの専門工場として高屋製作所設立
1981年 スプール・スリーブの生産開始
1984年 マツダミクロンに社名変更
1994年 マツダミクロンとマツダ精密が合併、マイクロテクノになる
2004年 田万里工場で生産開始
2005年 スプール・スプールの一貫生産体制の構築完了
2012年 高屋台工場でフューエルレールラインの稼働開始
2014年 ベトナムに子会社設立

\動画で分かるマイクロテクノ!🎥/

 

過去の東広島の企業紹介はこちら

※プレスネット2021年3月18日号より掲載

投稿者名: プレスネット

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