東広島で就職ってどこですればいいの?そもそも東広島に就職できるところってあるの?
そんな学生の皆さんへ東広島の企業を紹介!
今回紹介する東広島の企業は
最先端の半導体量産を行っている
「マイクロンメモリジャパン広島工場」
Contents
米国半導体大手のマイクロン・テクノロジー(以下マイクロン)を親会社に持つマイクロンメモリジャパン合同会社の広島工場/広島開発センター(以下広島工場)は東広島市八本松町吉川の吉川工業団地内にあります。
広島工場は、半導体メモリであるDRAM製品を開発・生産する、マイクロンの最大の製造拠点の一つだ。ラヒル・ハッサン工場長に話を聞いた。
いつでも書き込み・読み出しが可能な半導体メモリ。
電子機器を動かす上で必要となる、文字や画像といった情報をためておく役割を担う。
DRAMは大容量を実現できるため、パソコン、携帯電話、デジタルカメラ、ゲームなどあらゆる電子機器に使われている。
マイクロンが製造しているDREAM
買収後、現有世代DRAMの製品は、台湾にある工場で生産する体制を整えた。
広島工場では、次世代DRAMと、次々世代DRAMの開発、量産を進めていく。
次世代は今年から、次々世代は来年からそれぞれ量産規模の拡大に踏み切る。
スマートフォン(スマホ)やタブレット、自動運転車などに不可欠な半導体の需要が活発なのと、顧客の求める製品が複雑・高度化していることだ。それに対応するためには、工場の拡張と最新鋭の半導体製造 装置の導入は不可欠となる。
広島工場には、これまでも大規模な投資を実行、半導体生産に使うクリーンルームなどを増強した。
工場内のクリーンルームでDREAMを製造
次から次へと次世代のチップを求める顧客の需要を視野に入れると、今後も大型投資は継続するだろう。
マイクロンが設立した財団を通じて、強固な関係を築いている。
マイクロンの技術者や研究者がメンター(指導者)として広島大の大学生や大学院生たちをサポートできる枠組みがあるほか、広島大の女性研究者への支援や高校生を米国に派遣したりしている。
広島大学ナノデバイス・バイオ融合科学研究所
これらの取り組みを支援するため、財団から計15万ドルを寄付している。
マイクロンは、各国に工場を有するが、どの工場も、雇用を創出したり、環境に貢献したり、と地域で重要な役割を果たしている。
広島工場とて例外ではない。東広島市と活発なパートナーでありたいし、市の成長に寄与したいと思っている。
広島工場は、マイクロンの最先端の製造拠点の一つ。世界で使用されるDRAM製品の生産には、イノベーション(技術革新)は不可欠となる。
さきほどの広島大との連携もそうだが、産学金官の連携で、東広島市から世界に誇れるDRAMの新技術が創出できることを期待している。
ラヒル・ハッサン工場長に話を聞きました。
マイクロンは、人、イノベーション、粘り強さ、コラボレーション、顧客第一を会社の価値として掲げている。会社の価値に見合う人に入社してほしい。
平たく言えば、人を大切に、技術革新に挑戦し、粘り強く問題解決に当たり、チーム内の協力を惜しまず、顧客を大事にする人だ。5つの価値は社風とも一致する。
地元の学生に限らず、日本の優秀な学生には入ってほしい、と願っている。特にエンジニアとしての才能を持った学生を求めている。
2019年度は次々世代DRAMの研究開発が本格化するため、1年を通じて 技術者を雇用したい。経験豊富な中途者の採用も積極的に行う計画だ。
人材は最も重要な資産だ。管理職は人材育成に焦点を当てたピープルプログラムを作り、多様性を尊重し合う環境作りなどに取り組んでいる。
また、マイクロングループで働く世界13拠点の女性社員1700人が集まるネットワークも作り、女性社員のキャリア支援も積極的に行っている。多様性を換言すれば、男女参画、ジェンダーの平等でもある。
ある課題・問題が生じても、多くの社員の意見をもとに、さまざまな角度からアプローチできるからだ。課題を解決する引き出しが多くなれば、それだけ強い会社になると思っている。
半導体市場は競争が激しい。競争に勝つためには技術革新が生命線となる。技術革新の過程では、難しい問題にも直面するが、それを解決しないと未来はない。
社員にはそれぞれの能力を最大限に発揮して、チャレンジしてほしいと伝えている。努力をすることで不可能を可能にしてほしい、と願っている。
プレスネット2018年12月13日号より掲載
\東広島の凄い企業をまとめて紹介!/
投稿者名: プレスネット