学生ライターの気になる!を市長にインタビュー~新型コロナウイルスワクチン接種~
2021.03.25
東広島市内だけでも、日々様々なニュースが飛び交っています。
”高垣市長インタビュー”第1弾のテーマは、「新型コロナウイルスワクチン接種」についてです。
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―――新型コロナウイルスのワクチン接種の話で、スケジュール等も示されてはいると思います。まず、スケジュールもそうなんですが、いつになったら今までの日常が戻ってくるのかについて、どのように見られていますか?
高垣市長:100年前のスペイン風邪は3年かかっているんですよね。3年目もかなりの数の人が亡くなりました。通常で行くとやっぱり3年はかかる感染症になると思いますよ。
―――ワクチンについて
高垣市長:(スペイン風邪の)当時はね、ワクチンがなかったんですよ。スペイン風邪はまさに今でいうインフルエンザです。インフルエンザのワクチンがどれぐらい効くかと言ったら60%ぐらいですね。
今回のワクチンというのは、ファイザー社のものも90%を超えるぐらいの方々に効果があると言われてます。全体として集団免疫が早く取れて、落ち着く可能性はあると思うんですよ。
だから、ある程度期間が必要だけど、効果は期待できるものであるかなという気がしますよね。
高垣市長:ただ新型コロナウイルスのワクチン接種について、市民19万5000人に対して接種するというのはやったことがないような事業なんですよね。
だからこれの、オペレーションがものすごく大切で、早くからコロナ準備班を作って、2月1日から実際に今度は実施班ということにして備えています。
―――場所の確保もそうですね。
高垣市長:今、東広島運動公園の体育館を抑えたんですよ。体育館の武道場で集団接種ができるような感じではしているんですけどもね。
そこだけじゃたぶんだめでしょうから、それぞれのかかりつけ医で打っていただけるようなことも考えています。
これがこれからの大きな課題ですね。
―――1年ぐらいで市民全体に接種してもらう予定ですか?
高垣市長:結局スケジュールとすると、国のワクチン認可を始め、少しずれている感じがあります。市民全体に打つということになると多分半年ぐらいかかることを覚悟しながらやっていくのかな。
これからワクチンの提供時期であるとかどういう形でやるかが決まってくれば、スケジュール感もお示しできると思うけれど、今は半年ぐらいでやり切るという体制をしないといけないです。
あとはプライオリティですよね。医療関係者から始まって、高齢者、基礎疾患、それから他の市民の皆さん方ということになります。プライオリティの徹底なんかもしないといけませんね。
―――そこはすごい市民の方が気にされているところだと思いますね。相当期間は確保しておかないといけないですよね。
高垣市長:外国のワクチン接種の例も把握しとかんとね。外国は思うほど接種率が上がっていないので。
イスラエルは早くから30%とかかなりのスピードで始まっていますけれど、アメリカは当初の計画から比べると供給が追い付いていないというところもありました。
ワクチンがどういう感じで入ってくるのかにかかっていますね。
高垣市長:100年前のスペイン風邪も3年間という大変厳しい状況だったけど、今なお、毎年インフルエンザの感染があります。感染症というのはやっぱり残っていくよね。
だからある意味で言うと、ウィズコロナというのは、僕は続く可能性があると思うんですよ。完全に撲滅なんかできません。
逆に撲滅をさせる方が感染症学者からいうと、かえって問題で、次から次へ新しい感染症が出てくるようになります。
ある程度付き合っていくことが必要ですね。
―――うまいこと付き合いながら、オフラインイベントなんかもちゃんと対策をしたうえでやっていくニューノーマルと言われるような生活様式になっていくということですよね。
今回は、高垣市長との「新型コロナウイルスワクチン接種」についてをまとめてみました!
1年たった今でもコロナウイルスは収まらず、更にワクチン問題の話題が飛び交い、不安な日々が続いていましたが、少しこれからの道筋が見えてきた気がしました。
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第2弾もお楽しみに!!
おしまい。
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投稿者名: ありす