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CAMPUS
平本奈津子

大学のあの人って凄い!?ウィメンズヘルス理学療法の第一人者

2019.10.24

 

皆さんが通っている大学のあの先生・あの人が実は全国や世界で活躍しているって知っていましたか!? 広島国際大学講師の平元奈津子さんにインタビューしました!

 

平元奈津子

 

妊産婦の腰痛と姿勢との関係に着目

「楽しくて、体もつらくない出産や育児を」

 臨床の理学療法士を経て、2006年に助手として着任しました。自身の妊娠・出産の経験から、妊産婦の体の不調に興味を持つようになり、妊産婦にみられる腰痛、骨盤痛などの症状と姿勢との関係に着目。近隣の婦人科クリニックの協力を得ながら「ウィメンズヘルス理学療法」の研究に取り組むようになりました。

 

 日本では周知されない同分野の研究推進を図るため、2012年にウィメンズヘルス理学療法研究会を発足。研究者と共に、2014年に同研究分野で日本初となる書籍を出版しました。「日本における診療ガイドラインを作ることや、研究を積み重ねること、後進を育てることが私の使命」と話し、2015年から日本理学療法士協会「ウィメンズヘルス・メンズヘルス理学療法部門」の運営幹事として、学術活動の推進や研究会の運営に力を注ぎます。

 

 2019年5月、ウィメンズヘルス理学療法の国際会議で、同部門の世界グループへの加盟が認可されました。

 

「後進の教育にも力を入れる」

 産後ママを対象とした講座で講師を務め、抱っこひもの正しい使い方や授乳のときの姿勢の注意点などを分かりやすく紹介。ウィメンズヘルス理学療法を指導できる教員として、後進の教育にも力を入れました。

 

 

「研究を積み重ねていきたい」

 2016年度から「産後ママのリフレッシュ講座」(東広島市こども家庭課主催)で講師を務め、産後の母親を対象に抱っこひもの正しい使い方や授乳のときの姿勢の注意点などを、理学療法の観点から分かりやすく紹介しています。

 

 「妊娠期間に腰が痛くなって、産んだら治るのかなと思っていたけれど、産んでも治らない。産後だから仕方ないのかなと、そのままにすることで不調が長期化することも」と警鐘を鳴らす。産後に腰や肩などの痛みを訴える母親も多い、という。講座ではそれらの症状を改善させる運動も交えながら、妊産婦の体の不調に理学療法を取り入れることの重要性を啓発しています。

 

 母親たちからの支持も厚く、2015年度のプレ講座から昨年度までに計20回開催。今年度は10回の講座開催を予定しています。

 

 「海外では妊産婦を対象とした研究や臨床が盛んに行われているが、日本ではまだまだ数が少ないのが現状。1人でも多くのお母さんたちが楽しくて、体もつらくない出産や育児ができるように、地道な研究を積み重ねていきたい」と話しています。

 

ウィメンズヘルスに関する書籍など

 

 また、中四国エリアの大学で唯一ウィメンズヘルス理学療法を指導できる教員として、学生の指導にも力を入れる。

 

「日本では理学療法士にも、ウィメンズヘルス理学療法という分野があることを知らない人もいる。将来、一般の整形外科や介護老人保健施設などに勤める理学療法士が女性のトラブルを見たときに、当たり前にスッと対応できるようになれば。そのためにも、臨床に勤めている人たちと協力しながら研究を積み重ね、後進を育てていくことが必要」と力を込めた。

 

PROFILE

平元奈津子(ひらもと なつこ)
広島国際大学総合リハビリテーション学部リハビリテーション学科講師。
博士(医療工学)。理学療法士。
研究分野は、ウィメンズヘルス理学療法、運動器疾患理学療法学。

 

※プレスネット2019年10月24日号より掲載

投稿者名: プレスネット

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