広島大とコベルコ建機共同研究所を開設
2018.05.10
技術開発や人材育成
広島大学(越智光夫学長)とコベルコ建機(楢木一秀社長)が同大工学研究科に共同研究所を設け、4月18日、東広島キャンパスで開所式を行った。油圧ショベルやクレーンの作業効率の向上、操縦環境の改善などをテーマにした技術開発に取り組む。
名称は「コベルコ建機夢源力共創研究所」。同大が今年4月に創設した「民間企業等外部機関の研究所制度」の第1号。研究所の所長に工学研究科の山本透教授が就任した。キャンパス内に実機試験場を整備する他、人材育成を目的にした奨学金を設立する。
越智学長は「新たなイノベーションが起こることに期待している」、楢木社長は「高齢化に伴い労働人口が減少する中、何が必要かを共に考え、チャレンジしていきたい」と述べた。