近畿大学工学部(東広島市高屋うめの辺)の空手道部に所属する情報学科3年の崎山優成選手が昨年12月に日本武道館で開かれた第48回全日本空手道選手権大会の男子組手個人戦で初優勝しました。
個人戦の優勝は、1963年の空手道部創部以来、初となる快挙。
崎山選手は、コロナ禍の影響で、昨年、同大学では練習ができず、春から夏にかけて香川県に帰郷。1人で走り込みやウエートトレーニングを続けたそう。
試合もなくなり、今までにないスランプ状態の時もあったが、気持ちを切り替え松元和昭監督とのオンライントレーニングなどで基礎的な練習に励み、全日本に向けてコンディションを整えた、とのこと。
「ベストな状態で試合に臨んだので優勝する自信はあった。今後の目標は、アジア空手道選手権大会と世界空手道選手権大会で優勝」と力強く語ります。
松元監督は「コロナ禍で試合勘を心配したが、崎山選手は試合の経験が豊富でタイトルもたくさん取っている。力を出し切れば勝てると思った。勝ちにこだわりベストコンディションで臨めたのが勝因」と優勝を喜んでいました。
崎山選手は、2017年のインターハイや18年のプレミアリーグ・ベルリン大会男子組手75kg級にそれぞれ優勝するなど数々の大会で優秀な成績を収めており、今後の活躍が期待されています。
1月27日には、東広島市役所に高垣広徳市長を訪ね、優勝を報告しました。
高垣市長は「スポーツをする子どもたちの目標になる」と激励しました。
2月11日に行われた、教育・文化・スポーツの分野で優れた成績を収めた団体・個人を表彰する「東広島アザレア賞授賞式」では崎山選手が代表として登壇。
「新型コロナウイルスの関係もあり、1年間を通して満足のいく練習ができない状況ではありましたが、今自分のいる環境が当たり前ではないことを実感するとともに、支援していただいている関係者の皆様に『恩返しをしたい』という思いで大会に臨むことができました」とコメント。
令和2年度東広島アザレア賞授賞式の様子はこちら↓
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投稿者名: プレスネット