皆さんが通っている大学のあの先生・あの人が実は全国や世界で活躍しているって知っていましたか?
近畿大学工学部の崎山優成(さきやま ゆうせい)さんにインタビューしました!
中学生から全日本強化選手 世界でV
男子組手75㌔級で五輪選考用ランキングは日本人の中で2位、世界ランキングは13位。中学3年生の時から全日本空手道連盟の強化選手に選ばれています。
年間3分の1が、フランスなど10カ国での海外遠征、月1回は東京や大阪での合宿というスケジュールをこなし、期待のエースとして鍛練を続けています。
2018年9月のKARATE1プレミアリーグ・ベルリン大会では、男子組手75㌔級で優勝。 プレミアリーグ3回目の挑戦で快挙を成し遂げました。
プレミアリーグは、世界ランキング50位までしか出場できない大会で、世界選手権に次ぐグレード。
「決勝で戦った選手が、空手界のレジェンドといわれている選手だったので、大変自信になった」
と振り返ります。
高校の空手部の監督で、道場の館長を務める父親・幸一氏の影響で5歳から空手を始め、厳しい練習を積み重ねてきました。
「東京五輪への道を諦めずに頑張っていきたい」
と力を込めます。
5歳から空手を始め、小学1年生から全国大会に出場しましたが、望む結果が出始めたのは、中学2年生の時。
ひたむきに練習を積み重ね、スランプを乗り越え、輝かしい成績を刻んでいきました。
高松中央高校空手部の監督で、剛柔流空手道日新館館長の父親の影響で、5歳から空手を始めました。弟と妹2人も空手をする空手一家。
小さい頃から、道場の練習だけではなく、空手部の高校生と一緒に練習を続けてきました。
「体格のいい高校生に慣れていたから、同級生とは恐怖心なく戦えて、ためになった」
と振り返ります。
結果が出始めたのが中学2年生の時 。それまでは、道場内の練習や高校生との練習だけをしていて、望む結果につながりませんでした。自分に足りない部分について見つめなおし、自分と向き合いました。
出した答えは、普段の練習に加えて、自分の足りない部分を強化する練習を取り入れ、ひたむきに練習を積み重ねること。その結果、中学2年の春の選抜大会で2位という結果を残すことができました。
一番のスランプは、高校1年の春の選抜大会の時でした。1日10時間に及ぶ厳しい練習を積み重ねていたのに、選抜大会の結果はベスト8。
「これだけ頑張ったのに」と肩を落としました。
しかし、そこで気持ちを切り替えて、奮起。小さい頃からずっと指導を受けていた父親にアドバイスをもらいながら、課題克服のために鍛練。
「高校に入学するときに日本一になって、父を胴上げすることを目標にやってきたので、チームの仲間と励ましあいながら頑張ってきたことが支えとなった」
その思いを胸に練習を積み重ねた結果、高校3年生でインターハイの個人と団体で優勝という快挙を成し遂げました。
近畿大学工学部の空手道部は強豪校。空手道部の監督は父親の大学時代の先輩。
「近畿大学工学部の空手道部に入って、日本一をとろうと決めていた」ときっぱり。
崎山選手の挑戦は続きます。
【2020年12月14日追記】
2020年12月13日。日本武道館で行われた
「第48回全日本空手道選手権大会(天皇盃・皇后盃)」
男子個人組手で初優勝🎊
おめでとうございます!
※プレスネット2019年10月24日号より掲載
※プロフィール・写真は取材時の物です。
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投稿者名: プレスネット